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俺の隣は。。。 (34)

※高瀬視点※


 「利根川…」
 「なんだ?」
 「もう、以前の様な関係には戻れないのか?」
 「以前って?」
 「部屋を行き来して飲んだり飯を食ったり」
 「身体の関係を持った今では、そんな関係には戻らん」

バッサリと言ってくる利根川に、俺は言っていた。
 「俺は、お前が好きなんだ」
 「お坊ちゃまが好きなくせに」
 「政行も好きだよ。だけど、お前に対する好きの感覚は違う」
 「言っとくが、プラトニックには戻れんぞ」
 「別れたくないんだ」
 「誰と?」
 「五右衛門、お前と」
 「は?」
 「今日の午前中、政行と外に出ていた。その時に愚痴ったんだ。」


俺は言っていた。
どうすれば良いのか。
政行も好きだけど、それ以上に大事にしたい人がいる、と。
それがお前なんだ。
俺は、お前の側に居たい。
ずっと飯食ったり、酒を飲んだり、ドラムを聴かせてくれたり…。
俺、お前とエッチな事をしたい。


 「義昭…」

俺の身体を見てヤル気が出てこないと言うのなら、俺がリード取る。
知ってるか?
お前って、重いんだよ。

呆れかえって利根川は言ってくる。
 「お前ね…。自分が何を言ってるのか分かってるのか?」
 「分かってるよ。お前がその気にならないのは、攻めな人間ではなく受けなんだよ」
その言葉に、嘉男と政行も利根川と一緒に固まっていた。

え、どう見ても攻めなのに、利根川って受けなのか…?


俺は、そんな3人を無視して言い続けてやる。
 「利根川が俺を見てその気にならないのに、政行のを見てヤルのは、どういう時だ?
俺は、政行を自分のモノにしたくて手を出したくても我慢していた時もあった。
だけど…。
一回だけでも、政行を抱いてヤッた事があった。
俺は…、あの時は、俺の名を呼んでくれてると思ってたんだ。
でも、今では分かる。
政行は、俺では無い奴の名前を呼んでたんだという事に気が付いたんだ」


俺は政行を見て言った。
 「政行。
俺は、お前を抱いてヤッた事は後悔してない。
俺の勘違いだったけど、嬉しかったんだ。
俺の名前を呼んでくれてる、と思ってた」
 「高瀬」
 「でも、昼に愚痴ったが、俺はお前よりも大事にしたい奴が居るんだ」
 「うん、俺も言ったよな。骨皮に愚痴れって」
 「俺、一人で話すつもりだったのに…。お前は、あんなメモを残して…」
 「だって、俺は高瀬だけでなく骨皮にも世話になってたんだよ。
2人の兄貴に世話をして貰ったんだ。
お父ちゃんじゃない、高瀬と骨皮にだよ。
東京に移ってからは爺ちゃんセンセーと高瀬に。
その大事な兄貴の高瀬を泣かせた事に、俺は怒ってるんだっ」
 「だからって、あんなメモを」
 「俺の気持ちだよ」
 「ありがと…」
 「どいたしまして~」


俺は、政行と新田の御曹司を帰らせた。
後は二人で話し合うから、と言って。

政行から貰ったメモは、俺の宝物だ。
大切に持っていよう。
masa01.jpg



そして、利根川との話し合いの結果で引っ越しを決めよう。
と、思っていた。












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高瀬、いい弟を持ったね。.:♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル
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