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番外編 ~洋一と宝石(いし)~ (終)

色々とあった。
だが、彼は精神的に弱い所がある。
その度に、宝石(いし)はピッコロになったり、木刀になったりとしては彼とチャンバラを楽しんでは過ごしていた。もちろん、彼に元気になって貰いたい、と思っていたからだ。

彼の店も、順調になっては売り上げも好調だった。
その店の裏庭には畑があり、野菜を栽培していたが、毒を撒かれては閉店になってしまった。
宝石(いし)は、その犯人を過去見で探し出しては、洋一に見せた。
洋一は、その人物の事を調べだした。
数年後、洋一は死んだとされてた友人が生きてるのを知っては、そこに向かった。

その場所は、オーストラリアだった。
しかも、その場所には、王子も居た。
それに、もう二つ。別の宝石(いし)の存在も感じた。
直ぐに、それらは反応してきた。
あの時、4等分になった内の全部が集まった。
主である彼は、久しぶりに会う仲間と楽しんでいた。

宝石(いし)も、またお互いが共有しては力を増幅させた。
短い時だったが、王子のと、ドイツのと、アメリカのとが集まっては、お互いの力を見せては、その力を自分のモノにしては、また教え合っていては情報交換をしていた。
その間は、ピッコロは主から離れていた。その1週間後、主の元へ戻った。
 「あ、やっと見つけた。どこに行ってたんだ?探したんだぞっ」

離れたくない。
そう思ったが、アメリカのは同じ行先の飛行機だ。


そして、二度目のオーストラリア訪問。
毒を撒いた犯人を見つけた!
洋一が、お得意の技で毒の犯人をやっつける。
宝石(いし)は王子とドイツの宝石(いし)の力をも借りて、益々増幅した力を洋一の技に乗せた。
毒の犯人は、ボロボロになっては警察に連れて行かれた。

もう離れたくない。
そういう強い思いが、この時、初めて湧き出した。
その気持ちが通じたのかどうか、彼は…、洋一はピッコロに向かって話してきた。
 「さあ、日本に戻るぞ」
なにやら浮き浮きとしている。
こっちは、もう何処にも行きたくないのに…。
でも、次の言葉で嬉しくなった。
 「日本に戻って、大忙しだ。この5月には、ここでラーメン屋だよ。
見てご覧。今、ラーメン屋を建築中なんだよ。
んでもって、ラーメン屋の2階で寝泊まりだからな。
ボスも居るし、マサに、ユタカに、タカに、ジュンヤに、カズキにワンも居るからな。
あと少しの辛抱だ。もう寂しくないぞー!」

もう寂しくない、という主の真意が分かり、宝石(いし)もまた、あと少しの辛抱という言葉を信じては、彼の側に居る。
日本に戻ると、言葉通り、大忙しの毎日だった。
それは自分ではなく、主の洋一だ。
目まぐるしく動いている。

でも、嬉しそうな表情だ。
それは、大学の時に見せた表情と同じだった。

でも、ここ最近は音を出してない。
構って欲しくて、宝石(いし)はピッコロになっては、勝手に口に咥えさせる。
 「んっ!もう、今は無理だって・・・」


時は過ぎ、4月。
時計の蓋に色を染めるという技をドイツに居た宝石(いし)から教えて貰っていた洋一の宝石(いし)は、同じやり方で洋一の時計の蓋に色を染めては、三度、オーストラリアに来た。
その様子を見ていた洋一は一言だった。
 「おおっ!凄いじゃん。お前って、賢いっ!」
そう言っては、時計に口づけをしてきた。

数年は一緒に居られるが、パスポートの更新時期になると、離れてしまう。
だが、それは仕方のない事。



このパースは、音に溢れてる。
ピアノを弾いては、トランペットも吹く、見事な歌声の持ち主。
バイオリンをこよなく愛する、ドイツの宝石(いし)の主。
バスに、チェロに、ヴィオラに、トロンボーン。
フルートに変身しては嬉しそうに吹いてるイタリアの宝石(いし)は、音を楽しませてくれる。
いつかは、自分もあんな風に音を出しては楽しませたい。


4等分にされて離れてしまった宝石(いし)の3つが集まった。
それでも、4つは一時だけでも集まっていた。
残る一つはどこだろう…。









 ~番外編 『洋一と中国の宝石(いし)』 終~




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