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続・年上攻め×年下攻めカップル(15)※祝・開店~※

 「いらっしゃいませー!」

astre.jpg


今日は4月5日、月曜日。
バケットショップ『Astre』の開店日、あーんど、俺の22歳の日だ。
平日の昼間だけど、クリスはショップの方を手伝ってくれた。
大学では、今日は講義は無いよと言っていた。
バイト先ではレジもしてるらしく、ショップの方は任せていた。
大学の近くという事と物珍しさというのもあり、閉店時刻までには完売した。
カフェの方は、お父ちゃん達父親が手伝ってくれてる。

翌日の火曜日は、フライトがショップに。
開店の12時から2時間弱で完売した。
理由は、フライトだ。
あの容姿に、あの声。
若い女性客というか、女子学生が列をなして入ってくる。
よし、フライトは客寄せパンダに決定だな。

3日目の水曜は、お父ちゃんがショップを手伝ってくれた。
フライトの時とは違い、少し年を召した女性客も列をなしてる。
お父ちゃんって、モテるのか。爺ちゃんなのに…、今、初めて知った。
そう呟きが出てしまったのを聞いたのか、お父ちゃんからデコピンされた。
それでも2時間強ほどで完売した。
仕事は昼14時半以降に行けば十分に間に合うとのこと。
なにしろ、時差というものが関係してるらしい…。

4日目の木曜は、お父ちゃんに対抗意識を燃やしたのか、社長さんがショップに。
そういえば、この社長さんもルックス良いよな。
3時間で完売した。

5日目の金曜は、穂高さんの父親がショップを手伝ってくれた。
聞かなくても、教えてくれた。
お父ちゃんと社長さんと穂高さんは3人共幼馴染だそうで。
保高さんの父親とも仲が良いと。
お父ちゃんと、あの女の父親とは同じ常務だそうで。

ふんっ…。
だから、なんだってんだ。

ちなみに、この穂高さんは理事だそうな。
手伝ってくれて3時間後、完売しました。

作るのは俺1人だけだったので、大変だったわー・・・。


好調な売り上げを出した1週間。
クリスとフライトにはバイト料を出したが、親にはどうしよう。
でも、お父ちゃんにバイト料を渡したら「持っときなさい」と言われた。

気持ちだけでも、なにか出来ないかな。
穂高さん父に言うと、それなら御馳走を作って欲しい、と言われた。
え、御馳走?
 「シェフの免許持ってるでしょ?井坂常務以外は皆、外食で家庭の味に飢えてるから…。」
ってさ。


そして、翌日の土曜の夜。
フラットの住人も誘っての、祝開店のパーティをした。
もちろん、シェフは俺。
メニューは和洋中のバイキングだ。
クリスは夜ならOK!と言ってくれたので、手伝ってくれた。
あきらさんも手伝ってくれては嬉しそうに動いてる。

俺は、久しぶりに明の姿を、顔を見る事が出来た。
その隣には、あの女・・・。
くそったれっ。

穂高理事は、「楽しかったから、来週も手伝う」と言ってくれた。
俺、この人のこと好きになりそうだわ。
もちろん、明に対する気持ちとは違う意味でね。

 「それなら、私も。」と便乗してきたのは社長さん。
俺は、聞いていた。
 「社長さんの息子さん。…いかがですか?」
その俺の問いに、明は即答してきた。
 「接客?」
父である社長さんが即、返していた。
 「もちろん。アローとメルシィだけで良いんだ。楽しいよ。やってみたらどうだ。」
明は困っている。
その困り顔を見てるのもいいが、俺は声を掛けた。
 「お仕事大変なのに、そんなの出来ないですよね。私が先ほど聞いた意味は、楽しめて貰えてますか?とか、これらの味はいかがですか?との意味だったんですよ。」

それを聞いて安心したのか、ホッとした表情で明は返してきた。
 「ええ、楽しんでます。それに美味しいし…、腕を上げられましたね。」

俺だけに向けられる、その表情に、そのまなざしに、その声。
抱きしめたい、抱きしめられたい。
でも、ここでは無理だ。

 「ありがとうございます。ごゆっくりと召し上がって、楽しんでくださいね。」
 「はい。」


たったこれだけの会話なのに、凄く嬉しかった。




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
いよいよ、開店。

看板も、出来ました。
うーん…バックの色が、濃くなってる。
Σ(; ̄□ ̄A アセアセ

いらっしゃいませ、ごゆっくりどうぞ。
(*^◇^)_旦~~ イラッシャーイ♪

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