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年上攻め×年下攻めカップル(33)※勉…弟欲しい宣言する※

 「本人が謝るのが一番良いのですが、どうやら謝る気が無い様で・・・。
本当に申し訳ありませんでした。」

深々とお辞儀をしてくる、その人達。
お父ちゃんが、応じようとした。
だが、俺が先に声を出した。
 「親に言われて、むりやりに謝ってもらっても嬉しくないです。
でも、これだけは本人に聞きたいです。
どうして俺を狙ったのか。それと、俺を『エサ』呼ばわりしたのは、どういう意味なのか。
それを知りたい。」

1人が聞き返してきた。
 「エサって・・・?」

声が聞こえてきた。
 「暇だから教えてやるよ。明様は、2ヵ月間全く顔を出さない。
誰でも弱みを握られると、それを取り返しに来るだろう。そんな事も分からないのか。
お前の身体は肌スベスベで気持ち良かったのに、頭の方はパーなんだな。」

俺が、明の弱み?

 「佑哉っ!」
 「いってぇなー。なに叩くんだ、このクソ親父。」
 「お前は、何をしていたんだ。」
 「ハイな気分だったからさ、そのコーコーセーを相手に遊んでたの。」

ゴキッ!


と、音がした。
え・・・ゴキッ?
バキッ、ではなく、ゴキッ?

でも、俺は痛みを感じで叫んでいた。
 「い…いたいたいたいたいたーい!」
明が、俺の方を見る。
 「え・・・。」

明は、俺の手をずっと握ってるのを忘れてたみたいだ。
 「あ…ああ、悪い。ごめん、ごめん。」

明は握ってた手を外しては、今度は優しく包み込んできた。
 「痛かったねー。ごめんねぇ。」
と、まるで小さい子を相手にしてるような言い方をしてくる。


俺は、思った事を口に出していた。
 「お母ちゃん…」
 「なに?」
 「弟が欲しい。」
 「っ?!」

何も反応が無い。
なので、もう一度付け足した。
 「お母ちゃん、まだ30代なんだから、もう1人位平気でしょっ。」

・・・あなた、頑張る?
定年だけど・・・。

2人とも小声で言ってる。
なので、もう一言付け足してやった。
 「お母ちゃんが働いて、お父ちゃんが主夫すれば?」

すると、奥の方から声が聞こえてきた。
 「井坂君。戻ってきてくれると嬉しいんだけどね。」

あ…、あの橋口と呼ばれてた男と一緒に入ってきては後ろに控えていた奴だった。
お父ちゃんは、驚いた声を上げていた。
 「え…ふっ、副社長?何時から、そこに・・・。」

なに、副社長だと…。
その副社長は言ってきた。
 「保高(ほだか)君は、どうやら1人では無理みたいで…。最近は、私に泣き付いて来るんだ。
井坂さん、カムバーックってね。」

社長の声も聞こえてくる。
 「最初の内は、私に泣き付いて来てたんだよ。
1週間ほどで来なくなったから慣れたのかな、と思ってたんだが…。
どうやら違ってたみたいだな。」

副社長が即答してる。
 「私の所に来る前は、穂高(ほたか)君の所に行ってたみたいですよ。」
社長は苦笑してる。
 「やれやれ。穂高君は理事の仕事で手一杯だって事を、知ってるくせにね。」

社長が、お父ちゃんに笑顔を見せては詰め寄ってる。
 「井坂君・・・。」
それを副社長が止めに入った。
 「社長。こうなれば、理事2人と保高君を連れて来た方が良いですよ。もしかしたら、専務の3人にも泣き付いてたかもしれないですね…。専務も連れて来た方が良いのかな…」




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
勉視点の話になります。

勉は、きっぱりと言い切った。
だけど、聞きたい事は聞きたい。
その答えに、明は…勉の手をも一緒に握りしめていた。

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