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年上攻め×年下攻めカップル(32)※勉…母にバレタ※

そして…、3家の母子6人が入り混じっては言い争っている。
ギャーギャーと煩く、俺の頭と耳は煩さと痛みを覚えた。
俺は一人っ子だし、親子での言い合いなんて無いに等しいぐらいだ。
あっても、こんなに大声で喚いたり、叩いたり等という事はしない。

俺は、どこかに逃げたかった。
明が、俺の手を握ってる。
大丈夫だ、と言ってくれてる様だ。
お父ちゃんの声が遠くから聞こえてきた。
 「学園長。あなたのせいではなく、あの3人の周りにいる親が原因みたいですね。」
学園長は焦ってるみたいだ。
 「あ、あの井坂さん・・・」
社長さんの声も聞こえてくる。
 「どうやら井坂君の息子さんは、一方的に被害を被ったみたいだな。」

明は、俺の手を握ってるのも忘れてるほど自分の手を強く握りしめてる。
 「申し訳ありません。私が、この2ヵ月間、一度も彼らの所に顔を出さなかったからです。
だから、私のせいです。」

ん…2ヵ月間、一度も?
俺は、明に言っていた。
 「それは、俺の家に居たからだろ。俺の監視役として2ヵ月間居たのだから。
あ…、でも出かけようと思えば出かけられた筈だ。どこにも外出しなかったのは、どうして?」
即答だった。
 「楽しかったから。」

え・・・。
驚いて、すぐには言葉が出なかった。
明も、自分で言っておきながら、ついさっき発した自分の言葉に驚いた様子だ。
 「あ…あ・・え、と・・・俺は末っ子だし、弟が出来たみたいで嬉しかったんだ。
色んな事があったけどね…。」

まあ、たしかに色んな事があったよな。
でも、弟?
弟って、なに?


 「勉…。」
 「ん?」
一呼吸置いて、言葉が返ってきた。
 「もう足を滑らせてシャンデリアにぶら下がって、1階まで落ちる事はするなよ。」

げっ・・・。
なんで今頃それを言う。
担任には、足を滑らせて4階から1階まで落ちた、という事しか言ってないし。
しかも、親には何も言ってない・・・。

俺の斜め後ろ辺りから、おどろおどろしい声が聞こえる。
 「ほー…。そういう事があったの。ねえ、勉君?」
お母ちゃんの声が怖い…。
なので、俺は即答した。
 「す、すぐ病院に行きましたっ。」
担任も口を挟んできた。
 「ああ、あの時か。頭はパーにならずに、その後の中間試験では、成績アップしたよな。
打ち所が良かったんだな…。」
ありがと、センセー。
 「そうそう。」
と、頷いては相槌を打った。
さすが担任、ナイスフォロー。


いきなり、何かを叩いた音が聞こえてきた。

しーーん・・・、と静かになった。
すると、3家の父3人が、俺のベッドに近づいては3人共ハモっていた。
 「この度は、うちの息子がとんでもない事をしてしまい、申し訳ありませんでした。」




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
勉視点の話になります。

明は勉の2ヵ月間の様子をザックリと話した。
そのザックリの部分とは、勉は親には言ってなかった事だった。

そして…3家の母子6人は感情的になってるが、父親は冷静だ。
その父親の1人が、場を鎮めた。

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