FC2ブログ

正月旅行、嬉しいのだけど… ※2014~2015 年末年始特別SS※ (10)最終話!

俊平は言ってきた。
 「どっちにしろ、新宿で買い物をして帰って来たんだ。
夕食を食べながらでも、こうして抱いていたい。」

俺は、嬉しかった。
 「うん。抱いてて。」

俊平は、ギュッと抱いてくれた。
そして、俊平はポツリと呟くように言ってきた。
 「治。お前、あの時言ってきただろう。」
 「いつの事?」
 「初日の夜。」
何か言ったっけ…、と考えてしまった俺に、俊平は嬉しそうに言ってきた。
 「お前を抱こうと思ったんだよ。でも、お前は俺の手を握ってきては、こう言ったんだ。
『俊平、大好きだよ』って。」

えっ・・・。

 「覚えてないだろうな。なにしろ眠いモードに入ってたからな。でも、俺は聞こえたよ。
お前の浴衣を肌蹴させようとしてたのだから、その言葉を聞いて嬉しかった。
それと同時に、たまには手を繋いで寝るのも有りだなと思ったね。」

そう言われると、俺は思い出していた。
 「ああ、あの時・・・。」
俊平は、にっこりと微笑んだ。
 「嬉しかった。片思いではない、治も俺の事を思ってくれてるんだ。そう思えたからね。」
俺は、聞いていた。
 「それじゃ、正月の朝、ご機嫌だったのは・・・。それだったから?」
即答だった。
 「そうだよ。」


俺は、顔を背けていた。
でも、俊平にはバレバレだったみたいだ。
 「治。耳の後ろまで、真っ赤だよ。」

う、うっさい!
恥ずかしい・・・。
でも、嬉しい。

俺はモゴモゴと言っていた。
 「…ありがとう、ずっと好きでいて。俺は、中学ん時からずっと好きなんだ。」


俺は告白していた。
本来ならば、こういうシーンでの告白はしない方が良いのだろうけど・・・。
でも、言いたかったんだ。
伝えたかった。

背中が温かい。
俊平が、俺の背中から腕を回しては、抱きしめてきた。
 「治。離さないからな。」

とても優しく、囁いてくる。

 「俊平・・・。」
それだけしか言えなかったけど、俺は半回転しては俊平の腕の中に飛び込んだ。
と同時に、俊平は腕に力を込めては、強く抱きしめてくれた。
その広くて居心地の良い胸に抱かれては、俺は眠りに入っていった。


 「お前の泣き顔と哭き顔のミックス顔が見れて、すごく嬉しかったよ。」
俊平の呟きは聞こえてきたが、俺には理解できなかった。
 (泣き顔と、なきがお?それに、ミックス顔??)
意味、わっかりませーん!




☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
最終話です。

治は、やっと告白していた。
今までは、想いはあっても口に出せないでいたからね。
だから、告白なんてしてなかったのですね。

俺も俊平の事が好きなんだ。言わなくても分かれよ!という態度でしたから・・・。
少し鈍な俊平だけど、告白してくれたことが本当に嬉しく・・・。
余計に心身ともに幸せを感じていた俊平でした。

治。
新年早々、よかったね。

※※※※※
ランキングに参加してます。押してくださると、嬉しいです♪
ポチッと押してね↓↓
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

↓↓携帯用のランキングです。クリックしてくれると、嬉しいです。
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ
にほんブログ村 BL小説
関連記事

0 Comments

Leave a comment