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あなたの体温(ぬくもり)は気持ちいい (53)


・・・・・・。
なかなか来ない。
イライラが募る。
ウィルはボス室へ入っていく。
 「ボスッ!オーナーが、まだ来ませんっ。それに、ジョンも・・・。何か聞かれてますか?」

溜息吐いてボスは言ってくる。
 「ウィル。お前、ちゃんと見えてるのか?」
 「何がですか?」
 「あれだよ、アレ。」

ん…、アレってなんだ?
略して言ってくるな。
そう思ってたら、ボスはオフィスに出てきた。
 「ほら、これだよ。」
そう言って指さしてきたのは、オフィスに掛かってるホワイトボードだった。
 「ほれ。」と言ってくる。
ウィルは、ボードに目をやると、目を瞠った。
 「なんっ・・・」
ボスは言ってくる。
 「私が許可した。」
 「ボッ…」
 「どっちみち、昨日はあんな事があって今日は来ないだろうなと思ったから許可したんだ。
それに、レイは上書きと称しては、ジョンをクタクタにするように抱くだろうと思ったからだ。」
お分かりかな?

ウィルは、溜息と共に零していた。
 「あの2人はぁ…、レイもレイだ。それに、それを許す貴方も貴方だっ。
ジョンも…。新人のくせに…、入ったばかりのくせに、こんなに休みを取ってからっ!」

何かを決心したのだろう。
ウィルはオフィス全体に響く様に言った。
 「早めのランチに行ってきます!」
皆は「え、もう?」と言ってたが、ボスは違ってた。
 「おー。2人に当てられて来い。」
 「冗談じゃない。レイだけでも、引っ張ってきます!」


・・・って、勢いよく出てきたのだけど。
車がない。
どこに行ったんだ、もしかしてランチか?
まさか、アソコだろうか・・・。
アソコに行ってみよう。
そして、勢いよく走っては目的地に着くと、レイの車が見えた。
ビンゴ!

喫茶に入ろうとしたら、建物の上から声が聞こえてきた。
 「・・・もう勘弁してくださいっ!」
ジョンの声だ。
上を見上げると、窓が開いてる。そこから聞こえてくる。

すると、王子の声が聞こえてきた。
 「よく吠える口だな・・・。あと1時間したら、ランチタイムに入る。それまで我慢しろ。」
そしたら、レイの声も聞こえてきた。
 「ミスター。ジョンのは、良いのか悪いのか…、どっちだ?」

え、この2人はここで何をしてるんだ?
王子の声が聞こえてくる。
 「良し悪しは、遣り終えないと分かりません。ジョン、手を離せっ。」

なんの話だ?
王子の言葉が続いてくる。
 「ミスター・コウ。あなたも、そうですよ。そういう無理な入れ方はしないで下さい。
もっと丁寧に、相手が恋人だと思って遣って下さい。
それに、意味のない事ではないのですよ。全てに、意味はあるのです。
私も手伝いますので。はい、もう一度。」
ジョンの声が、泣き声に似たような感じに聞こえてくる。
 「おぅ・・・、ミスターッ!」
レイの声が聞こえてきた。
 「煩いよ、ジョン。静かにしてくれ。入れるのに苦労してるんだから。」

王子の声が、イラついてるのが分かる。
 「いい加減にしろ。何回も何十回も言ってきてるだろう。
『王子とは呼ぶな』って。一々、そうやって王子と呼ぼうとするな!」

ジョンの泣き声が聞こえた。
 「そんなぁー…。レイの意地悪っ。」
レイの声が、
 「今度は、八つ当たりか。」
王子の声が、
 「こら、そこの2人。口よりも手を動かせ。」

ジョンの声が、
 「休憩させてください。」
王子の声が、
 「何がしんどいんだ?」
ジョンの声が、
 「この手触りが、何とも言えない…。」

レイの声が、
 「ジョン。お前が放棄して、誰がするんだ?」
 「レイが、するの。」
 
この2人は、ここで何をしてるんだ?
気になる…、どうしよう。



※※ あさみからの、一言コメント※※
しかし、この2人は一体何をしてるんだ?
ほんと、この会話だけだとチンプンカンプンだよね…。

そして、いよいよ次回は…。
ジョン&レイの最終話となります。

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