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貴方への想い、それは禁忌 (26)

ワンが吠える。
 「さすが殺人魔。もう一度だ。・・・ダンの仇っ!!」
ワンお得意の旋風脚が、決まった。
 「ぐっ・・・!」
(力が・・・さすが香港マフィアの息子。)

カズキが最高潮になった。
 「私の声を、苦しかった6年間を返せ!」
カズキお得意の歇歩擒打(足蹴り)も、下腹部に決まった。
 「っ・・・!」
(こいつ、なんて力だ・・・)

ユタカが入った。
 「アラン。私は、お前の気持ちが知りたいだけだ。それでも逃げるという事は、戦うと取る。
そう思って良いんだな。」
 「どうして、王子が…そこまで・・・」
 「さっき言っただろう。私の一番大事に思っているモノ。それはイタリアでもカズキでもない。
私自身が選んだ、トモに…お前が銃を向けて撃った!私は、あいつが生きてるだけで、自分も生きてられるんだ。」 
だから、相手が誰であろうと許さない。
・・・トォッ!
 「おぅっ・・・」
ユタカの手刀が決まった。

タカとユウマが叫んでる。
 「ユタカ、順番抜かすなっ!」
それらを見ていたヨウイチは、ボスに交渉していた。
 「ボス!私も参戦したいっ。あいつは、私の畑に毒を入れて食材をダメにしては、閉店を余儀なくさせられた。食い物の恨みを晴らしたい・・・。」
はあ・・・と、溜息を吐いてボスは言った。
 「一本だ。いいな。」
 「ラジャ!」

ヨウイチは、マサから警棒を2本引ったくり、向こうに走っていく。
 「えっ・・・ボス、ラーメンが…。」
 「あいつも、恨み晴らしたいってさ。」
 「まあ、私は仕事だから別にいいけど…。」

ヨウイチは叫んでいた。
 「おらおらおらぁー!最後の一本は私が決める。許可は貰った。ブラッディ!
私の畑に毒を巻き、食材をダメにしやがって…食い物の恨み、今こそ晴らしてくれるっ!」
え、なぜコイツが・・・?
 「そういう物を持たないと、出来ないって言うのか。ラーメンヤロー!」
ヨウイチは言い切った。
 「まだ声は出るみたいだな。お前に見せてやるよっ!
チュウヨーー・・・・・・」
腕を、警棒をグルグル回しながら左右に振り回す。
他の5人は様子見をしてる。
 「げ、ソレをやるのか。」
 「マジかっ・・・」
ヨウイチは構わず警棒を持ってる両腕を振りかざす。
 「ヒブッ・・・」

皆がガバッと、伏せる。
 「そっちかよっ。」
 「せめて秘儀の方にしてっ。」
 「あぶねぇ・・・」

ヨウイチは叫ぶと同時に、地を蹴り宙を舞った。
 「二刀輪!!」
二刀の警棒が、アランを地から浮かせては空中に持ち上げて滞空させる。
 「・・・・・・!!」
アランにとっては予想外の出来事だった。

アランの頭上にヨウイチは陣取る。
そして警棒は二本とも、ヨウイチの手から離れては…。
一本はアランの前身を、顔から脚へ。
もう一本はアランの後身を、頭から脚へ。
それぞれが、生き物のようにグルグルと回っては、体中のツボというツボ。
また、穴という穴に刺激を与えては、内臓がグチャグチャになる感覚を与える。

ヨウイチは着地すると、同時に二本が降りて来ては、それを両手で受け取る。
と同時に・・・、
まともに二刀輪を、その身に受けたアランは地に落ちてくる。
その二刀を、中腰のまま上に突き出した。
心の臓の位置に向かって。

グサッ!!

突いて数秒後、ヨウイチは身体と腕をすっと引いては二刀を抜く。

ドサッ!
・・・・・・。


マサの声がした。
 「8分49秒。こんなものだろう。久しぶりだったからな…。」
周りに声を掛けた。
 「撤収するぞ!8年前のシンガポール銃撃戦の黒幕と実行犯、逮捕だ!」

アランを囲むように、警官が、自衛隊が囲んでくる。

その時、声が聞こえた。
 「待ってくれ!!」



※※ あさみからの、一言コメント※※
今度は、指揮を執るのは慣れているヨウイチに。
やはり、ユタカにとっては慣れない事だったのでしょうね。

そして、スリー・ワン・ツーがスリー・ワンになっちゃって・・・(-_-;)
でも、食い物の恨みを晴らしたいのは、よく分かるわよ。
ガンバレ、ヨウイチ!
o(*⌒O⌒)bふぁいとっ!!

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