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あなたの体温(ぬくもり)は気持ちいい (2)

そう思ってたら、いきなりテレビに出てきた。

 『オーストラリアのパースにて。
日本人ドクター、ノーベル賞獲得!』

メガネをかけて別人になってる。
だが、これはトモだ。

なんでパースなんだ?
あの時、オファーを掛けてきたエドには断ったはずだ。
この私が、断ったんだ。

エドに、
 「トモには、たくさんオファーが来てる。だがオーストラリアは遠すぎると言ってた。
だから、諦めてくれ。」と。

でも、テレビで言ってる病院の名前は、たしかにエドがボスをしているスペシャル病院の名前だ。
接点は、どこにある?
検索すると、色々と出てきた。
それは、テレビでやってるのと同じ内容だった。
それは、私の知りたい事ではない!


こうなったら自分の足で言って、自分の目で耳で確かめる。
居場所は分かってるのだから。
そして、連れ戻す。

トモ。
お前は私のだ。
誰にもやらない。


 --行動を起こす。

 「どこに行く気だ?」
ジョンの声だ。
だから、急に声を掛けてくるな。
 「トモの所に行く。」
 「なにをしに?」
 「決まってるだろ!トモに会って、トモを抱いて、トモと話をして…
満ち足りたいんだ。」
すると、なにやら不穏な気配のする笑顔をしてきた。
 「行きたければ行けば良い。私は止めない。」
その言葉に安心した。
だが、さらに言葉を続けてくる。
 「だが、行く前に次を決めろ。」
 「何の事だ?」
 「次のボスだ。分かってるはずだろう?」
次のボス?
 「ここのボスって事か?」 
 「そうだ。」

は…、何言ってるんだこいつ。
 「ここのボスは私だ。ジョン。何を言ってるんだ?」

すると、付け加えてきた。
 「約束しただろう。あの人と。」

何の事か分からない。
キョトンとしたのが分かったのだろう。
こう続けてくれる。
 「日本からドイツに戻ってきた時、あんたは誰と会った?」

 「そして、どんな約束をしたか思い出すと良い。」



※※ あさみからの、一言コメント ※※
トモがテレビに出てきた。
しかも、居場所はパース。

アンソニーは、トモが大好きなのね。
だから独り占めしたい、という気持ちは分かる。
トモの所に行きたいが、シンガポールを勝手に離れる事は出来ない。

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