FC2ブログ

お前の帰る場所は俺の所だよ (3) 

治の頭のでき云々の話は、必修科目である英語を3単位とも落としていたことだ。しかもギリギリのラインだ。それは残りの4年間を必死に頑張ればなんとかなる。

選択英語は別に落ちていても構わない。

だけど、一番の問題はコレ。

卒業論文、未提出!

たとえ単位を全部取得しても、教職の試験に受かっても、卒業はできない。

治の成績に驚いたのは俊平だけでなく、父親である大学の副学長もだった。
んー……、勉強嫌いな自分でも、ここまで悪くなかったぞ。英語だって追試を受けることはなく4年間でストレート卒業できたんだ。

どっちに似たのだろう。


俊平だけでなく副学長とナイフ理事長も溜息をついていた。
 「まあ、ここからは千鶴の出番だ」

その言葉にナイフ理事長は、こう言っている。
 「ここにも乗り込んでくるな」
 「乗り込んでも、話しは治のことだよ」
 「そういう話しなら邪魔できないな」

この話しのやり取りが気になるが、今は治のことだ。

数日後、おばさんから連絡があり、泊まるからと言われた。
 「え、ここにですか?」
 「部屋は開いてる?」
 「使ってない部屋がありますが、掃除してない」
 「なら、しといて。行くから」
 「はい、分かりました」

週末、おばさんは上京してきた。







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


おや?
おやおや、一波乱起こすのかな?

関連記事

0 Comments

Leave a comment