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俺様ボスと私の恋物語 番外編

最近になって、大学時代の仲間が10人勢揃いした。
皆で、最終更新となるだろう追加分を各々が入力していった。

そして、打ち終わったのを、ユタカが、ボスであるトモと共にパスを入れていく。
今回は、最終のパスをトモの息子である潤に入れさせようとした。
だが、なにやら2人してコソコソと内緒話をしている。
まあいいけど。

そして、潤はユタカに言われるまま…
人差し指とDNAをセットしてはパスに入れようとした時。
潤は、とんでもない物も一緒に付け加えたのだ。
庭で遊んでいた、その時に見つけたのだろう。
ポケットに入っていた、大量の蟻。

その蟻をもパスに付け加えたのだった。

パスを入れ終わった後のコンピュータルームでは、ユタカとトモ・ボスが2人で蟻の一斉除去に精を出してはガタガタと清掃していた。
その大量の蟻は、それぞれが違う行動を起こしていたのだ。
コンピュータのキーボードの下に潜り込んだり・・・
コンピュータの画面にへばり付いたり・・・
コンピュータの画面と縁の間に逃げ込んだり・・・
コンピュータデスクの引き出しの中に逃げ込んだり・・・
部屋の隅に、またその隅に逃げ込んだり・・・
とにかく、穴と言う穴に向かって逃げ出したのだ。

蟻は、すばしっこい。
小さい身体を持っていながら、その行動力は素晴らしいものがある。

 「あっ、あっ、あっ・・・そこだ!」
 「だ、だめっ。」
 「今度は、左手の方だ。」
 「届かないっ!」
 「くそっ・・・」
 「太いから、途中でつっかえる…」
 「今度は、右だっ。」
 「うっ!」
 「すごい量だな…」
 「ここ、穴を広げようかな」
 「広げるなっ」
 「でも…」
 「握りつぶせっ。」
 「握りたくないっ…」

2人の声を、音を聞きつけたのだろう、顔を覗かせたワンも引っ張り込んでは…。
中々戻ってこないワンをコンピュータルームまで迎えに来たサトルも巻き添えにして…。


 「全く…、私もアクセス出来なくなったではないかっ。」と毒づいてるユタカに対し、
 「それを許可したのは誰なんだ…。」とワンが呟いた。
当然の言葉だな。
 「言うなっ。」
ユタカは自覚があるので、何も言ってくれるなと言ってるのだろう。

次に、サトルも言ってくる。
 「プログラムの再構築するか?」
それに対してユタカは「えー…。めんど…」の一言だった。
 「あと5日間居るけど、どう?」と、サトルはノリノリだ。
 「そうだな…、また一緒にやってくれるなら…。」と、なにやら考えてるユタカだ。

トモはというと、ずっと笑ってるし…。
ユタカは(笑ってる顔を見せてくれるのは嬉しいな)と内心思いつつ、言った。
 「ボスもっ。いつまで笑ってるつもりだっ!」


元々、このプログラムはサトルとユタカの2人で構築したものだ。
ちなみにトモが潤を呼びに行ってる間に、ユタカはバックアップを取っていたのだ。
ユタカ、天才っ!
なので、プログラムの再構築だけで済んだのだ。
ユタカはサトルと共にセキュリティアップさせたプログラムを3日間というスピードで再構築しては、バックアップを取っていたデータをそのまま打ち入れ直した。
その場にいた3人が、特にサトルは皆のを見ては笑ったり、ツッコんだりしてた。
私のを見ると、「こういう事を書くかねえ…」と、ワンと言い合ってるし。
ワンに至っては「ボスをハグしたい」とまで言ってくる始末だ。


そして、アクセス出来なくなったデータをプログラムの基盤から捨てていた。

が、パス入れは4人に増やした。
ユタカとトモの他に、サトルとワンのも。
だけどパスを変えようと、ユタカが提案したのだ。
 「フィルもバカじゃない。勘づくと思うから、少し変えようか。」と言っては、この4人だけパスを変えたのだ。

誰のデータに、自分のDNAを誰の指紋と組み合わせ入力したのか。
それは分からない。
これで、トモとサトルとユタカが日本に、ワンが香港に戻れば誰もアクセス出来ない。


もう、これで更新は出来ません。
ジュンに許可を与えてしまった自分が、許せなかったユタカでした。


そう、パスもといパスワードとは・・・。
トモの指紋とDNAをセットしたもの、なんですね。


そして、さすがは3歳児の男児。
自分が蟻を持って来たのに、それをすっかり忘れて他の遊びをしに行ってたのでした。



※※ あさみからの、一言コメント ※※
友明の息子ジュンが持って来たモノ。
コンピュータルームに、そんなモノを持ってこないで!

ユタカが毒づくのも分かるけれど、それを許可したのは誰?
そうだよ、紛らわしい会話もしてるし…。
(-。-;)

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