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自分の道は自分で決める! (49) 

 腰だけでなく至る箇所が痛い。
 ベッドに横たわっていると、こんなことを言ってくる。
  「ああ、そうだ。あの2人には言ってるから心配しなくていい」
  「2人って誰? なんて言ったの?」
  「こいつは貰っていく。犬が一匹いなくても葬儀や仕事は回るとな」
 
 その言葉で思い出した。
  「葬儀っ」
 
 布団をはねのけようとしたが無理だった。
  「いっ、つぅ……」
 
 ショーンは、こう言ってくる。
  「気が付くのが遅かったな。あれから2日経っているぞ」
  「2日……。って、昨日じゃないか」
  「お陰で仕事も無事に終えて、こうやってエッチしている」
  「起こせよ」
  「で、お前のスマホ煩いからOFFにしといた」
  「なっ」
 
 起きようと試みるが動かない。
  「い、ててて……」
  
 呆れた口調で返ってくる。
  「見上げた忠誠心だな」
  「違う。そんなものじゃない」
  「なら、なんだ?」
  「うー……、スマホはどこ?」
  「OFFにしてるって言っただろ」
  「大事なメールがくるんだ。それを待っているのに」
  「それは誰から?」
  「誰だっていいだろ。返せ」
 
 身体を動かそうとする度に痛みがくる。
 素直にスマホを返してきたので、すぐ起動する。
 ブリットからの着信数が多いが、今は無視させてもらう。
 メールアプリを起動させると返信があり、それを開き見る。
 1時間前に着ていた。
 返事はOKだ。
  「やりっ。これで建築できる」
  「家か」
  「会社兼家の建物」
  「ふーん」
  「警備会社を興すって言っただろ。その建物だ」
  「ああ、オーストラリアのか。たしか言ってたな」
  
  「っと、GOサインをクリックして。よし、これで3月末には完成だ」
 
 さあ、人捜しだ。
 何人必要かな。
 10人は欲しいな。
 
 
 


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