FC2ブログ

自分の道は自分で決める! (34) 

 クリニックに顔を出し、コンピュータ会社に向かう。
 ノックして入る。
  「ハロー。ユタいる?」
  「ジュ……。ああ、マサか。どうした」
  「ジュってなんだ?」
  「いや、なんでもない。どうした?」
  「データのハッキングされてないよな?」
  「いきなりなんだ」
  「私のデータ、ハッキングされてないか?」
  「あるわけないだろ。誰がプログラムを組んだと思っている」
  「それならいいけど。タイミングがいいんだよなあ」
  「なんのタイミング?」
  「んー……。腐れ縁って感じの人と同じ便で、ここに来たんだ」
  「本人に聞いたら?」
  「躱される」
 
 なあ、お願いがあるのだがと耳打ちする。
  「なっ! それを私に調べと……」
  「できなければいい」
  「なんでまた、そんな奴と」
  「本人曰く、通じるものがあると言うんだ」
  「んー……。運命のなんとかって言うものとか」
  「私が、そんなものを信じると思うか?」
  「思わない」
  「無理ならいいんだ。邪魔したな」
 
 
 さっさと降りてやる。
 
 コンピュータ会社のボスであるユタカは頭を抱え悩み出した。
 滅多なことでは頼ってこない奴が耳打ちまでしてきたんだ。
 んー……、その手の情報網は、もうないなあ。
 あそこが潰れてしまったから地道に調べないと。
 しかし、とんでもない奴と知り合いなんだな。
 
 人殺しの情報網か。
 それはインターポールの管轄だろう。
 自分で調べろよ。
 ハッキングできるわけない。
 
 
 
 まあ、賽は投げた。
 なんとかして調べてくれるだろう。
 で、ホテルかあ。
 同じホテルだとは思わなかったなあ。
 まあ、パースってホテル少ないから仕方ないか。
 
 腕時計に目をやると16時前だ。
 シャワー浴びてから行くか。
 恐らく、明日も一日中離してくれないのだろうな。
 
 ショーン。
 どうして私に執着するのだろう。
 
 
 18時になったので、シャツとパンツにハーフジャケットというラフな姿でロビーに降りた。
 
 
 
 

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ




鈍いマサでした。

関連記事

0 Comments

Leave a comment