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自分の道は自分で決める! (32) R15?18? 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

 フランスからシンガポールに戻り、今度はオーストラリアのパース行きに乗り換える。
 信じていたよ。
 まさかノーベル賞を受賞しただなんて信じられないな。
 ボス、おめでとう。
 
 サトルとユタカの2人から招集を掛けられたら断れないだろう。
 どちらか1人にして欲しかったな。
 なら断っていたのに。
 
 6年前のあれから仕事を押しつけられ、フランス国内外に関わらず行ったり戻ったりの繰り返しで、こんなにまとまった休みが取れるのは嬉しい。
 一度、更新をしたが、もう疲れた。
 来年は辞めよう。
 そしたら、ボスの近くに来よう。
 
 だから、自分の気持ちを素直にデータに追加記入したんだ。
 後で、こっそりとサトルたちが教えてくれた。
 チャット形式で返事が書かれていたと。
 ボスからの返事は、これだった。
 『大学時代から頑張り屋だったからな。辞めるのはもったいない! お前なら引く手あまただろう。GPドクでもいいし考えとく』
 
 そのコピーを大事に持っておこう。
 もう少しで41歳を迎える私にとって、最高のプレゼントだ。
 ボスらしい言葉で綴られており、ボスも辛い思いをしてきたんだなと思わされた。
 カズキも声が出ていて学生時代の活発さに戻っているので、安心した。
 
 来年は契約時期になるが更新しない。
 そう固く決意をした。
 そのためにもなにかしておかないといけないと思い、冬休みも1週間取って再度、パースに来たんだ。
 
 前回と同様にシンガポールからパースへと飛ぶ。
 そのフライト中、隣の席に座っていた人にキスされていた。
  「な、……ん」
 
 その人を押しのけると、こう言ってくる。
  「久しぶりなんだから、もっと味わわせろ」
  「ちょっと、なにを」
 
 その人のキスは甘くとろけそうだ。
 暫くすると唇が離れていく。
  「俺が、お前を忘れると思うか?」
 
 その言葉に相手の顔を見る。
 黒髪黒目で鼻筋の通ったイケメンな人。
  「嘘だろ。なんで、ショーンが」
  「やっと気が付いたか。気付くのが遅い」
 
 私は窓際でショーンは隣の通路側の席。
 これはヤバい、逃げられない。
  「仕事?」
  「それもある」
  「ふーん……」
 
 パースで仕事ね。
 誰を殺すのだろう。
 CAから声を掛けられウェルカムドリングと軽食がでる。
 一息ついたところでイヤホンをさし音楽でも聴くつもりでチャンネルを合わせる。すると何かが脚に、太ももに触れてくる。
  「ちょっと、ショーン」
  「飢えてるんだ」
  「だからって」
  「どこのホテル?」
  「教えない」
  「ほう……。なら勝手に調べてやる」
  
 そう言うと大胆にも堂々と、ある部分を揉んでくる。
  「ショー」
  「何年も会えなかったからなあ」
 
 声が出そうになる。
 だけど、ここは飛行機の中だ。
 そう思い我慢していた。
 
 
 



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