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自分の道は自分で決める! (31) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

  「ふ……」
  「ったく、こんなになるまで噛まれて」
  「んっ」
  「染みるが我慢しろよ」
 そう言うと、先ほどルノーに齧られた箇所を舐められ優しく噛まれる。
  「あ……、ん、ん」
 
 二つの尖りを同じようにされる。
  「あ、めっ」
  「言っておくが、俺にとって総監も警視も関係ないからな」
  「ショー」
  「俺に抱かれ気持ちいいと言った己を恨むんだな」
 そう言うと、ショーンは激しく突いてくる。
 たしかに、そう言った。
 本当に気持ちいいから言ったんだ。
  「ん、ん、ん」
 
 
 自分の家に帰るつもりで、その途中にあるショーンの隠れ家の前にいた。
 たくさんある内の一軒だ。
 この家で幾度となく身体を会わせ幸福を噛み締めていたことか。
  「ショーン……」
 
 今頃はマサを相手にエッチしている頃だろう。
 マサ。
 あの日本人が、私のショーンを拐かした。
 
 私は、この家しか知らない。
 フランス国内だけでも5箇所あると聞いたことがあるが、私は、ここしか知らない。
 
 勝手に作ったスペアキーを使い、家の中に入る。
 真っ先にベッドルームに向かう。
 
 扉を開けようと少しサイドに引くと、いきなり大声が聞こえてきた。
 
 
  「ああっ」
  「はあ……。で、あいつと決闘になった本当の理由はなんだ?」
 
 
 この声は、ショーン。
 ここで抱いているのか。
 私の、居場所で。
 
 今まで誰ともかち合ったことはなかった。
 初めてショーンと出会ったのは空港だった。
 誰かに追われていたショーンを匿った。
 それが最初だった。
 その次は律儀にも「匿ってくれてありがとう」と言いに来た時。
 それからは一年に二回会っていた。
 抱かれるようになったのはフランスに来てからだ。
 私を抱くときは決まって、ここだった。
 副総監のエリオンなんてモンマルトルだったらしい。
 ここは私専用なんだと思っていたのに。
 
 それを。
 マサを、ここへ連れ込んだ。
 
 裏切られた気分だ。
 
 マサ。
 私は君を許さない。
 ことある毎に君になすりつけてやる。
 
 
 だが、マサはデスクワークだけでなく、他のこともソツがなくこなす。
 何処の大学を卒業したのか分からず、判断材料がないに等しかった。
 プライベートなことは日本人であり、警視総監の息子。
 それだけだ。
 こんなバカなことがあるものか。
 
 それでも、ある時期を境に全てのデータにアクセスできなくなった。
 彼が1週間は無理でも4日か5日でいいので休暇を取りたいと言ってきた。
 その時期だった。
 
 
 
  「ボス。総監からの返事はどうでした?」
  「1週間でもいいぞって言われた」
  「それでは遠慮なく1週間の休暇を頂きます」
 
 
 
 
 


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