自分の道は自分で決める! (6)
その中にあったのは一機の戦闘機だった。
紺色のボディにシルバーのラインとゴールドの星模様が入っている。
普通の戦闘機とは何処かが違う。
それが第一印象だった。
これはなに?と指さすと、ショーンは説明してくれる。
挙げ句の果てには嬉しそうな表情をしている。
「男は、こういうの興味あるよな」
「好きだよ」
「この翼の穴は砲弾できるんだ。それに、この先端はビームが放たれる」
「本物?」
「ああ、そうだ」
フロントに回ると先端の出っ張りを触る。
「この先端は?」
「ライトだ」
中の計器類を見せてくれるのでドアを開けていたら、シャッターに何かが当たる音がする。
「え、なにが起きてるんだ」
「居すぎたか」
「まさか、あの5人」
「さっさと乗れ」
「乗せて」
ため息をつかれてしまった。
「それもそうか。俺より背が低いから仕方ないか」
ショーンに抱きかかえられ戦闘機に乗る。
コクピットのドアを閉め戦闘機のスイッチを入れると室内の天井が開いていく。
「帰る前に、もう一仕事だ」
そう言うと、ショーンはダイナマイトを手にしている。
「まさか……」
ピンを抜き、さっきまで居た格納庫に向けて投げる。
5人が拳銃を放っているのだろうが、ショーンのほうが早かった。
爆風に煽られることもなく戦闘機は上昇していく。
「どうして殺すの?」
「どうしてとは」
「殺さなくてもいいだろ」
「これが俺の仕事だ」
「仕事だから殺すのか?」
「お前の仕事は?」
「ドクターだ」
「なる。俺とは違い生き返らすほうか」
刑事だなんて言えない。
それに、今年の3月末まではドクターをしていたんだ。
刑事に成り立てだけど、刑事らしくないのは分かっている。
それに、こいつには言えない。


紺色のボディにシルバーのラインとゴールドの星模様が入っている。
普通の戦闘機とは何処かが違う。
それが第一印象だった。
これはなに?と指さすと、ショーンは説明してくれる。
挙げ句の果てには嬉しそうな表情をしている。
「男は、こういうの興味あるよな」
「好きだよ」
「この翼の穴は砲弾できるんだ。それに、この先端はビームが放たれる」
「本物?」
「ああ、そうだ」
フロントに回ると先端の出っ張りを触る。
「この先端は?」
「ライトだ」
中の計器類を見せてくれるのでドアを開けていたら、シャッターに何かが当たる音がする。
「え、なにが起きてるんだ」
「居すぎたか」
「まさか、あの5人」
「さっさと乗れ」
「乗せて」
ため息をつかれてしまった。
「それもそうか。俺より背が低いから仕方ないか」
ショーンに抱きかかえられ戦闘機に乗る。
コクピットのドアを閉め戦闘機のスイッチを入れると室内の天井が開いていく。
「帰る前に、もう一仕事だ」
そう言うと、ショーンはダイナマイトを手にしている。
「まさか……」
ピンを抜き、さっきまで居た格納庫に向けて投げる。
5人が拳銃を放っているのだろうが、ショーンのほうが早かった。
爆風に煽られることもなく戦闘機は上昇していく。
「どうして殺すの?」
「どうしてとは」
「殺さなくてもいいだろ」
「これが俺の仕事だ」
「仕事だから殺すのか?」
「お前の仕事は?」
「ドクターだ」
「なる。俺とは違い生き返らすほうか」
刑事だなんて言えない。
それに、今年の3月末まではドクターをしていたんだ。
刑事に成り立てだけど、刑事らしくないのは分かっている。
それに、こいつには言えない。
