FC2ブログ

最新作! 自分の道は自分で決める! (1) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

 はあ、はあ、はあ……。
 肩で息をしていた。
 顎に手を掛けられグイッと上向かせられ、相手をキッと睨み付けてやる。
  「一丁前に睨んでくるのか」
  「ったり前だろ。誰になにをしているのか分かっているのか」
 「鞭も薬も役に立たないだなんて滅多に見かけない奴だな」
 
 そいつは何かが閃いたのかニヤつき、こう言ってくる。
 「なら、これはどうだ」
 
 服の上から鞭を打たれ擦り傷だらけの背に回り込むと、破れてない残りの衣服を剥ぎ取られる。
 ヒューっと口笛を吹いている。
  「これは凄いな。刀だな」
 
 その言葉に、この春のことを思い出す。
 あのときの刺し傷か。
 警視庁に入った4月。あの連中に目を付けられた。あの連中はことあるごとに嫌みを言ってきた。
  「親の七光り」
 「大人しく監察医に戻れよ」
 
 課長以外の皆に敵対視されていた。
 課長なんてゴマすりだった。
 私のデスクは窓際に設置され、居場所は射撃場と道場だった。居場所があるだけマシだ。剣道だなんて大学卒業以来だったので鈍っていた。少林寺と合気道で攻撃を躱していたのだが、背中に違和感を覚え振り向くと、奴が刀を構えていた。タイミングを計り避けること数回で他の奴らに捕まえられそうになりジャンプして躱すと何かが破ける音が聞こえた。
 ああ、スーツか。別にスーツの1着や2着ぐらい構わない。
 
 言っておくが、私は大学時代は6年間、ずっと文武に秀でるように努力してきたんだ。それは生温いものではなかった。
 僅差で3人が追いつこうとしてくるから一生懸命に頑張ったものだ。
 それを「親の七光りで警察病院から警視庁のデカになった」と言われ絡んでくる。
 私の進路は中学の時から決まっていた。
 だけど、私は医学部を目指したんだ。
  「色々と見聞を広め、頭でっかちの刑事にはなりたくない。ドクターになると人体の仕組みなども勉強すると思うから、捕まえるときは便利だよ」
  
 その言葉に、父は許可してくれたんだ。
 大学を卒業したらドクターとして数年、それからは警視庁へと書面での約束をした。
 大学時代は本当にいろいろとやっていたものだ。
 イベントの企画と実行、戦闘機の操縦、銃の持ち方から撃ち方などなどを。
 他は仲良くなった経済学部や教育学部とのコラボなどもしていた。
 それらがあったからこそ学生時代は充実していた。プライドの高いドクターでなく、人間味溢れるドクターになりたい。刑事よりドクターのほうが天職かもしれない。そう思い直したんだ。
 
 だけど大学卒業した3月、「ボス死亡」と連絡があった。
 詳しいことは知らない。
 ただ、なにかの紙に書かれていた。でも私は信じない。あれから10数年経った現在でもボスは生きていると思っている。皆と違い、私は特別なポジションにいたからだ。
 
 
  「つうっ」
  「意識を明後日の方に向けるな」
  
 こいつはなにをしているんだ。いったいなにをしているのだろうと思っていたら下半身がむず痒くなってきた。まるで身体の中を擦られている感じだ。なにかを見つけたのか、そこを突いてくる。
  「あっ」
  「こういうところは、世界中の人間なら誰でも一緒だな」
  「くぅ」
 
 中をグルンと強めに擦られる。
  「う、くぅ」
  「俺に掘られている気分はどうだ」
 
 そう言うと、もっと強くある部分を擦ってくる。
  「はっ」
  「初めてか」
  「う、う……」
  「何か言ってみろ。ベビーフェイス」
  「ふ、ぅ」
 
 
 え、なに。
 こいつなんて言った。
 顔を見たくなったと言ったのか。
 その言葉は先ほどの英語とは違い、中国語だ。
 挙げ句の果てには、こう言ってくる。
  「いい表情だ。欲しくなった」
 
 どういう意味だろうと思っていたら、そいつのある部分が主張しているのに気が付いた。
 まさか、こんな奴にヤラれるのか。
 とんでもない。
 こいつは国際犯罪者だぞ。
 しかも超A級の銃の腕前を持つスナイパー。
 
  「っさ、ま」
  「もっと声を出せ」
 
 そう言うと尻を持ち上げられ中に突っ込まれる。
 まさかっ。
 いや、そいつのは私の目の前にぶら下がっている。ということは、指か。こいつの指が私の中に突っ込まれているのか。まだ指のほうなら許せる。この際だ。目の前にぶら下がっているモノを利用させてもらおう。
 だけど、こいつの指が邪魔をしてくる。
  「ん……」
  「は。俺のが欲しいみたいだな。欲しそうな顔だ。もう少し待て」
 
 
 ここで待っても誰も助けに来ない。
 それは分かっている。
 夏休みを使って来たんだ。
 フランスのインターポール本部の雰囲気を感じたかったから。
 目標があればできる。
 学生時代がそうだったように、卒業してからもそうだった。
 人間は目標がないと頑張れない者だ。
 こいつに掘られようが、私は生きる。
 生き延びてやる。
 
 ボス。
 再び、ボスに会えることを信じて――。
 
 
 
 
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ



一話目から性描写ありきです。


関連記事

0 Comments

Leave a comment