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クルーザーで太平洋巡り! (21) 超級特別出演者 part2 

 私が向かいの席に座ると、その人は挨拶してきた。
  「私はジョージ=涼。妹と会ったんだってね。アニーと私はキャロル、いや、君の母が好きで、いつも一緒に遊んでいたんだ。仲のいいきょうだいだねって言われていたんだ」
 
 そうだった。
 挨拶してなかったことに気が付いた。
  「先ほどは大変失礼致しました。あまりにも、お母ちゃん、は、母に似ていたもので。改めまして福山友明と申します」
  「君の母に対する溺愛ぶりが見れてよかったよ。そんなにも姉を思ってくれてありがとう」
 
 その言葉に真っ赤になってしまった。
  「あの、失礼ながら、お若いですよね」
  「話すと長くなるのだが。もう一人来るまで待って貰えるかな」
  「はい」
 
 目の前に座っている男性ジョージは言ってくる。
  「まあ、童顔だから若く見られるんだけどね」
 
 
 先ほどのこともあり、この人の年齢を聞きたいが我慢した。
 すると違う声が降ってきた。
 そう、聞こえてきたのではなく上から降ってきたのだ。
  「ゲストは来てるのか」
  「はい。来られてますよ」
 
 奥のドアが開くと、初老とおぼしき男性が入ってきた。
  「これは……」
  「私も驚いて隙を作ってしまったほどですよ」
  「でも、血は引いてない」
  「ええ。それでも似ている」
 
 その男性は肘掛け椅子に座ると顔を覗き込むようにして声を掛けてくる。
  「名は?」
  「福山友明と申します」
  「ほお。意志の強いイイ表情をしておる。あれに似て気が強そうだ」
  「キャロルも頑固だから」
  「うちの女は、皆が頑固だからな」
 
 まさか、この人は……。と思い当たった博人は、友明になんて言えばいいのか考えていた。
 そして口を開く。
  「あの、もしかして貴方は……」
  「ほお。こちらの御仁はドイツの御方か」
  
 ジョージは博人の言いたいことを読み取ると紹介してくる。
  「そう。こちらは第15代国王だ。アニーと私。そして友明君の母である私の姉、キャロルの本当の父親である」
  「まさか、そんな……」
 
 
 今、この人はなんて言った?
 お母ちゃんの、本当の父親?
 この初老の男性が――。
 
 
  「話せば長くなる。要所だけ話そう」
 そう言うと、その初老の人は話し出した。
 
 
 

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ジョージ、紹介してくれてありがとう。
 「はーい。どういたしましてo(*^▽^*)o~」 byジョージ



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