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クルーザーで太平洋巡り! (4) 特別出演組、登場w

 その頃、パースではコンピューター会社の一室で重々しい空気が流れていた。
 バサッと卓上に一枚の紙を置いてやる。 
  「これ、なんだと思う? 皆の感想を求める」
  
 その紙を覗き見することもなく、お喋りスズメは一言だ。
  「言っておくが、私のとこには来てないぞ」
 
  「マサは?」
 話しを振られるが、知らないものは知らない。
 至極、簡潔に返してやる。
  「なにも知らない」  
  「まさかとは思うが、私のとこだけか? あんのクマ野郎ー!!」
 
 
 吠えているコンピューター会社の社長ユタカを放っておき、5人は、その紙を見ている。
 それには、こう書かれてある。
 ”1週間、2人で過ごす。
 居場所を探し出すより、することがあるだろう。
 1週間後、武術の試験をするから、それまで腕を磨いておけ。
 それでは行ってくる。         by  Hiroto ”
 
 
 その文面を見ながら皆が好き勝手に言う。
  「まあ、しつこくボスに付きまとっているのはユタカだからな」
  「スズメー! お前は腹立たないのか」
  「全然、まったくなにも。こういうのを届けたってことは、ユタカ以外は眼中にないってことだ」
  「なるほど。一理あるな」
  
  「言っておくが、勝手に調べまくるのは嫌なものがあるということは知ってるだろう」
  「マサまで、それ言うか。デカやってたくせに」
  「もう辞めたから関係ない」
  
  「しかも、武術の試験だと?」
  「どんなことをするのだろう?」
  「やっぱり段試合みたいなものか?」
  
  「うう……。タカやカズキも。ワンまで」
  
 3人が口を揃えて言ってくる。
  「これはユタカに牽制の意を示しているのかな」
  「やっぱり、そう思うか」
  
  
 うんうんと頷きながら各々が言ってくる言葉はこれだ。
  「一番の強敵は私でなく、ユタカだということだな」
  「スズメ。本当に思ってる?」
  「うん、思ってるよ」
 
  「武術に励んで近づいてこいってことかな」
  「マサ……。これって本宅で暮らしてもいいってことなのかな?」
  「クマ野郎に勝てたらの場合はあり得るかもな」
  
  「コンピューターの虫になるな、ということだな」
  「タカ……。実は尻に根っこが生えてきそうなんだ」
  「だろ。運動しないからだ」
  
  「んー……、ボスルームを覗くなってとこか」
  「カズキ。それ無理」
 
  「ボスルームもそうだが、お前も覗かれろ。どんな気分になるか実体験が必要だ」
  「ワン……。それはやめてくれ」
  「覗かれる方は耐えられないものがあるんだぞ」
 
 
 
 
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あはは(*´∇`*)
頑張れ、ユタカっちw
 
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