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好きになったのは年上で意地悪な人 (94) 最終話は、♡♡♡腐で可愛く!性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

 まだ敦は怒っている。
 悟と一緒に徹が持っている袋を渡すために外に出ている。
  「返却するからな」
  「使えよ」
  「いらんっ」
 
 
  「第一、あん……」
 思わず立ち止まってしまった。
 悟は、その様子を口にする。
  「おや、自分で付けてる」
 
 猫耳に首飾り、しかも尻尾まで付けている。
 一瞬、可愛いと思ってしまった。
 脳内では裸にした徹に自分が付けていくシーンが浮かびあがる。
 
  「これは、また。岡崎君は天然なところがあるなとは思っていたが」
  「あいつは……」
 
 ため息を付き声を掛けてやる。
  「徹、なにをしている」
 
 その声に振り向いた徹を見た瞬間、こいつは……と思ってしまった。
 その徹は、こう言ってくる。
  「あ、ねえ、これはなにする物なの?」
  「それは」
  「ヒモだけだなんて。師匠、これってなんですか?」
 
 師匠の返事はこれだった。
  「岡崎君はヒモパンを知らないのか?」
  「ヒモパン? パンの一種ですか? 美味しいのだろうか?」
 
 首をかしげているが、ここからは宮田の番だと思った悟は宮田に言ってやる。
  「ま、頑張れ」
  「お前は-」
 
 
 幸先が不安だと呟いている宮田に悟は微笑み、家に戻った。
 戻ると、優介も同じように身に付けていた。
  「優介……」
  「悟さん。優介用って書いてあった袋があったのだけど」
  「お前……」
  「これってなに? 俺をどうするつもりなの? それに、このヒモってなに?」
  「ヒモパンって知ってるか?」
  「ヒモパン? パンの一種? でも食べられないよ」
 
 はあ……、どっちもどっちだなと呟いていた。
  「これは、こうするんだよ」
 と言い、優介のGパンのチャックをズリ降ろすと拳を食らわされる。
  
  「お前ね」
  「あ、思わず。だって、脱がそうとするから」
 
 手早く付けてやる。
  「こうするんだ」
 
 
 優介のモノの周りに交互にハの字を描くように回し、後ろの穴も広げやすいようにハの字を描くように回し手前にもってきてモノを根元から縛り付けるようにヒモを動かし先端の手前で固結びする。
  「はーっ」
  「大声だすな。で、今日の仕事は終わったのだから閉店な」
  「悟さん……」
  「エッチタイムだ」
  「まだ朝だけど」
  「お前が誘ってきたんだからな」
  「誘ってない-」
 
 
 
 一方、こちらは敦、徹ペア。
  「敦さん、これらってなに?」
  「片付けろ。で、行くぞ」
  「はい」
 
 先ほどチラッと脳裏に過った妄想シーン。
 しゃくに障るが使うか。
  「行くぞ」
  「はい。沖縄旅行楽しみです」
  「言っておくが、泳げないからな」
  「大丈夫ですよ。リサーチ済みです」
  「まったく、秘書辞めても、それは変わらんってことか」
  「長年の習慣で」
  「まあいい」
 
 それと気が付いたことがあり、こう付け加えていた。
  「沖縄だけじゃないから」
  「他にも行くのですか?」
  「楽しみにしてろ」

 はい!
 と、実に良い表情をしてくる徹に惹かれている自分がいた。
 それを隠すように宮田敦は早足でさっさと歩く。


 それでは、初の沖縄旅行に行ってきます。
 
 












 
   (完)
 
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