FC2ブログ

【君と一緒に・・・】第15話 仲良しこよし

その日も、俺はチビスケに抱かれる。

くそぅ・・・

チビでガリのくせに、なんて力だ。
なんで俺が受けになるんだ?
脱走するには、まずは俺が攻めにならないと。
その前に、このムチだな。

冷静に、冷静になれ。


尻の中の何かが動いても、無視できるぐらいになれ。

身体はヤられても、心の中まではヤられない。
俺の心は、俺のモノだ。

と、偉そうなことを心の中で言い切った。


一体、何回イったことか・・・

それでも、容赦なくチビスケは俺を抱きたがる。
俺の様子が今までとは違うと思ったのだろう。
「どした、まさはる君。やけに大人しいね。」

やっぱり、こいつは知ってる。
俺の名前、わざと間違えて言ってるんだ。

そこで、俺は言ってやった。
「あんたの名前は、なんて言うんだ?」

ふっ、と鼻で笑われた。
「そう聞かれて、素直に言うと思う?別に必要ないだろう。」

「いや、抱かれると、どうしても相手の名前言うだろ。俺、あんたの名前知らないもん。
あんたは俺の名前を知ってるくせに、俺だけあんたの名前知らないだなんて、不公平だろ。」

そう思わないか?
なあ?

口でも言い、目でもそう訴え、頭の中でも『あんた誰?』と問いかけてた。

それが分かったのだろう、チビスケは言いのけてきた。
「当てたら教えてやる。」と。

なに、それ?
結局は、言う気なんてないんじゃん。


んー。
と、ない頭の中を絞り出しては考える。

学校や近所とかの人の名前を思い出しながら、首をひねる。
俺、そういえば皆の名前、知らないや・・・

そして、思いついた名前を出してはチビからは「NO!」と言われ続けた。


それは翌日も続いた。
チビスケは、昨日からずっと俺の部屋に居ては、俺が真面目に考えてるのを楽しんでるようだ。
ときおり、差し障りのない話も交えながら、俺もソイツと話すことを楽しんでた。

でも、そうやって話してるとチビスケは何も手を出してはこなかった。
俺が、チビスケの事を考えてるからだろう。


そして、やっと「Yes!」が出た。
しかも、チビスケの野郎、
「時間かかったね。もっとかかるかと思ったのに。」と。


フンッだ。

なので、チビスケから「タケル」に変更だ。
関連記事

0 Comments

Leave a comment