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好きになったのは年上で意地悪な人 (38) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

 3階の宮田常務の部屋へ入ると俺は言っていた。
  「あの、俺は」
 
 そんな俺の言葉を遮るように宮田常務は声を掛けてくる。
  「私は、こんなに一人の人間と長く関わることはなかったんだ」
  「どういう意味ですか?」
  「義務感とか、そういった類いのことではない。この1週間、ずっと探していた」
  「俺を?」
  「そうだ。徹、君が好きだよ」
  「常務……」
  「二人で居るときは、どう呼ぶんだった?」
  「あ、あつ、し、さん……」
 
 なにか泣けてくる。
 だけど涙なんて見せないぞという気持ちで、俺は言っていた。
  「俺、実家にいたのだけど。敦さんのことを、ずっと思っていました」
  「それは、どういう」
  「俺、敦さんが好きです」
 
 敦さんの目は大きく見開いている。
  「気が付いたんです。俺は、敦さんのことが好きで、側に居たいってことに。やっと気が付いたんです」
  「徹……」
  「だから、エッチされたい。触れられたいと思っています。敦さんは……、敦さんは、どう思われていますか?」
 
 強く抱きしめられた。
 この温もりが嬉しい。
 もっと抱きしめられたい。
 そう思っていたら耳元で「徹のこと好きだよ」と囁かれ、その言葉が嬉しくて抱き返していた。
 そのうちに唇に触れてくるが、すぐに離れた。
  「敦さん……」
  「両思いになったところで、改めてのエッチだ。痛いとか言っても手を抜く気ないからな」
  「はい」
 
 
 寝室で乱れていた。
 今は二度目のエッチだ。
  「ぐっ……」
  「と、る……」
  「も、もう……」
  「ああ、いい気持ちだ」
  「あつ、し、さ……」
  「この締め具合、いいな」
  「ん……、そこ」
  「感度いいな」
 
 そう言って尻を擦ってくる手つきが優しい。
 下にグッと押し込まれる。
  「あ、あうっ」
  「ふ、う……」
  「あ、あつ」
  「徹、二度目のフィニッシュだ」
  「ん……」
 
 同時に弾けた。
  「ああっ」
  「ぐ、うっ」
 
 
 尻の痛みよりも快感のほうが大きかった。
 敦さんの腕を枕代わりにして横になっていると、気怠い感じの声が聞こえてくる。
  「そうだ、言い忘れてたけど」
  「なんですか?」
  「利根川が半狂乱になって、お前を探していたぞ」
  「とね……? って、え、なんで」
  「朝の包帯姿を見て、ずっと常務室にいたらしい」
  「えー……」
 
 嫌だなあと思い言っていた。
  「俺、来週は毎日16時上がりで早退するんですよ」
  「どうして?」
  「薬塗りと様子見で通院するので、早退して行くんです。それは副社長や秘書課長にも話をして了承を得ています」
  「なら、1週間後が大変だな」
  「う……、嫌だなあ」
 
 
 
 
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