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好きになったのは年上で意地悪な人 (7)

  「ようやくヒットか」
  「今回は楽しめるな」

  「ちょ、ちょっと、ちょっと待って……」

  「15人相手にして体力使い切った感じだな」
  「疲れてるんですよ」

  「プラス65人が相手だ」
  「多過ぎ……」

  「去年、俺がなった時は80人だった。それを思えば少ない」
  「は……、ここって空手は何人」

 すると、とんでもない事を言ってきた。
  「大人の部で通いは193人だけど、六段を含めると師匠は89人」
  「げ、なに、その人数は……」

  「徹君で90人目だ」
  「大学生が多いんだよな」
  「そうそう、大学生は78人だっけ。彼等は大人の部に入るからなあ」

 そっか、大学生もいるんだ。
 そう思ってたら、次々とばらしてくれる。
  「子どもの部は47人だっけ」
  「それは、中高生だ。小学生までが52人だから……」
  「えーと、全員で」

  「合気道入れると何人になるんだっけ」
  「合気道の方も多いよな」
  「大人の部は130人だっけ。子どもの部は80人ぐらい?」
  「いや、子供の部は小中高で58人で幼少の部が15人だ」
  「幼少の部って、可愛いだろうなあ~」
  「俺の子どもも、ここで合気道させてるからな」
  「親がやってると、どうしても同じ所でさせるよな」
  「うんうん」
  「だから、人数が分かるのか」
  「そうそう」
  「なら、空手と合気道の両方で人数は……」

 いや、もういいです。
 計算しなくてもいいです。
 その計算式だと、すぐに答えが出たので、口に出ていた。
  「嘘だろ……。空手だけで292人で、しかも495人だなんて。本当に多過ぎ……」


 とどめの言葉は、これだった。
  「ほい、休憩終わり」
  「十分、休んだだろう」
  「一番最後の相手は道場主だからな」

  「えー……」
 とんでもない。
 なんで師匠からもされないといけないんだよぉー。





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