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好きになったのは年上で意地悪な人 (6) 恒例の師匠誕生イベント

 師匠、飛ばし過ぎ……。
 ヘロヘロになった俺は師匠の後を付いて道場の板の間に入った。
 途端に紙吹雪に襲われた。
  「え、え、え、な、何これ……」
  「おめでとー!!」
  「え、あ、ありがとうございます」

 師匠の声が聞こえてくる。
  「おい。誰が、こんなものをばら撒いてるんだ」
  「後で掃除しますから」
  「ったく、こいつ等は……。あれ、人数が増えてるのか」
  「当然でしょう。師匠が誕生したんですから」
  「ったく、好きにしろ」
  「はーい! それでは、お許しが出たので」

  「え? お許しって、何の事」

  「それでは、恒例のいくぞおっ」
  「おおーー!!」


  「え、え、え、ええっ! ちょ、ちょっと待って……」

 一斉に掛かってきた。

  「待ってよ。何だ、この人数はっ」
 
  「安心しろ、大人の部全員じゃないからっ」
  「っと……」

  「65人だっ」
  「うへっ……。は、65」

  「子供の部は居ないからっ」
  「むんっ」

  「空手が避けてどうするっ」
  「だって、15人して……」

  「へとへとかあっ」
  「ったり前」

  「ここじゃあ、師匠誕生ともなると、恒例なんだよっ」
  「嘘っ。師匠は教えてくれなかった」

  「教えると、こっちの楽しみが減るからなっ」
  「てぇっ……」
  「ヒット!」
 
 


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