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春休みは恋人とニューヨーク旅行  (14) 

先日と同じコースだが、担当は支店長ボスのマモルだ。
水泳が終わった時点で休憩になる。マモルは隣に座っている清水さんを睨んでいた。
清水さんは、なにか紙の束を手にしている。
 「アーサーミー……」
 「水泳だけしかやってないくせに、ユウゴと同じ40点だなんて信じられない」
 「遊びに来たんじゃなかったのか?」
 「ユウゴにも言ったが、ボスから水泳のレベルアップを図ってくれと言われて来たんだ」
 「何も聞いてない」
 「当たり前だろ。何も言わずに来たのだから」
 「抜き打ちかよ」
 「4ヶ月居るから、本店並みにレベルアップしようね」
 「4ヶ月も居るの? え、ちょっと待って。本店並みって、どのぐらい?」
 「90点超えてるよ。せめて80点は取ろうね」
 「はあ……」
 「溜息付いても駄目だよ。ユウゴならいざ知らず、水泳しかやってきてない人が40点だなんて低すぎだよ。しかも、マモルは支店長だよ。自分の立場を分かってる? 支店長、ボスだよ。せめて80点はキープしようね」
 「ユウゴは知っていたのか」
 「一番にしたからね」
 「あの野郎、言えよー」
 「今日やったテストの結果はアドバイス付きにして、数日後に渡すからね」
 「うん。テストの結果! その束に書いているのなら、今、この場で渡して!」
そんな二人のやり取りを、クスクスと笑いながら見ていた俊平と治だった。


19時前にコテージに帰ってきた二人は夕食を食べ終わって寝そべっている。
 「明日の18時まで自由だな。何をしようかな」
 「ホテルじゃないからチェックアウトもないからな」
 「走る?」
 「俺が本気だすと付いてこれんぞ」
 「そういうことを言うのか」
 「走ってシャワー浴びてさっぱりするのもいいな」
 「飛行機は直通だし、寝るだけだもんね」


最終日の朝、俊平はセントラルパークを走りに行った。
俺は、テレビを付けるとヨガの番組をやっていたので、一緒にヨガをしていた。
シャワーを浴びてスッキリしたとき、俊平は帰ってきた。
しかも、昼飯にとハンバーガーとポテトを持っている。
 「スープ作るね」

くんくんと匂いを嗅いでるのか、俊平は言ってくる。
 「いい匂いだな」
 「うん。さっきシャワー浴びたから」
「じゃあ、俺も浴びてくる」
 「はーい」


ハンバーガー3つとポテトとスープで腹一杯になった。
こっちのハンバーガーのMサイズは日本ではLサイズなんだよね。
ポテトもMサイズがちょうどいい本数だし。
ご馳走様でした。





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