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俺はノーマルだ。お前と一緒にするな! (12) 性描写あります。連投失礼します!

 いきなり乳首を噛まれた。
 「いつっ」
 「痛みは快感に変わる」

 その言葉に利根川を睨んでやる。
 すると自分の中で何かが膨らむのが分かる。
 「え…、嘘だろ…」
 「そんな顔で睨まれても効果はない。煽るだけだ」

 手加減しない。
 そう言うと、利根川は俺の腹を強く吸ったり舐めたりしてきた。
 俺は声が漏れそうだったから、枕を手放せなかった。
 歯を食いしばっても枕を噛んでいても、そんな俺を嘲笑うかのように利根川は勝ち誇った声を出してくる。
 「良い格好だな。ベテラン秘書も人間だ」

 何も答えないと、次々と言ってくる。それは、普段から思っているのだろう。
 挙句の果てにはこうだ。
 「何か言ってみろよ。枕を人質に取れると思わない事だな」

 誰が思うかよ。
 
 「言わんと、3回目もいくぞ」

 冗談じゃない。
 1回だけでも嫌なのに、なんで、そんなにもされないといけないのか。
 でも、今の俺には声になってないのが分かる。

 枕を取られる。
 「ふ…、イイ表情だ。もっと乱れさせてやる」

 俺の中で利根川のは益々膨らんだ。
 「め…」

 利根川は実に楽しそうな表情をしている。それは、獲物を手にした悦びからくるものだ。
 こいつの秘書をしてたからこそ分かる表情だった。
 「岡崎、声を出せ」

 利根川が動くと、俺の身体も動く。
 「く…」

 掠れ気味な声が耳元で聞こえてくる。
 「もっと聞かせろ」
 「ふ…」

 何かにしがみ付きたい。
 「俺にしがみ付い取れ」
 「あっ」

 2度目のフィニッシュを迎えた。
 だが、利根川は動かない。
 「声を出さないと感じてるのかどうか分からんぞ」
 
 るさいなと思っていると、利根川は言ってくる。
 「それでは、2回目も終わったという事で」

 終りか、やっと終わったんだな。
 そう思ってた。




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