秘書の育成研修 (32)
いた、あそこだ。
そこを目掛けて飛び込む。
Mr.Sは驚きで目をまん丸くしている。
「え、た、たか、って、ひろ…、ぼっちゃ…、とね…、ありがとうございます」
名前が出たのでMr呼びは止めて、そのタカ&ヒロ&坊ちゃん&トネで、ここからは改名する。
そんな時、声が聞こえてきた。
”5人か。忌々しい数字だこと”
「何だこれ」とは、ヒロ。
「龍だよ」と答えたのは、Mr.Sことヨシ。
「小さいな」とは、俺。
「生まれたてみたいな感じだな」とはタカ。
「こんな小さい龍がいるんだね」とは、坊ちゃんだ。
”アクアマリン、それを寄越せ”
「アクアマリンって何?」
何かしてるのか。
”くぅ、力が出ない…”
「力が出ない時は何か食べないと出ないよ。えっとね、蜜柑を食べるかなあ」
そう言いながら坊ちゃんは近付いていく。
5つの声が重なる。
”お前を”
「このバカボンッ」
「寄るなってんだろ」
「近付いたら駄目っ」
「狙われてるの分からないのかっ」と皆の声が重なった為、皆の声は耳に届いてなかったみたいだ。その証拠に、坊ちゃんが反応したのは一つの言葉だけだった。
「バカボンって誰の事だよっ」
「お前だ。ボンボンとバカをくっつけりゃバカボンだろっ」
「ボンボンって何だよっ」
「お坊ちゃんはボンボンだろうがっ」
そんな2人を見て、3人は和んでいた。
「うーむ、見事な掛け合いだな」
「漫才カップル誕生か」
「いつの間に仲良くなったんだろ」
でも、寒いな。
そう思った時、一斉にくしゃみしていた。
「クシャンッ」
「ハクションッ」
「うー…、なんか寒い?」
「夜だからかなあ…」
「少し肌寒いだけだ。ほら、来い」
と、無理矢理肩にシャツを羽織られた坊ちゃんは戸惑っている。
「え、何…」
「お前に風邪引かれると、こっちが困る」
「どういう意味?」
「勝手に人の腕を枕代わりにしてくれたんだから、もっと貸しつけてやる」
その言葉に3人は吹き出した。
「ぶっ…、今、何て…」と、盛大に吹き出したヨシ。
「え、トネの…」と、真っ青な顔になったヒロ。
「腕枕…」と、これまた真っ青な顔になったタカ。
「気持ち良くて、ぐっすりと寝てましたけど」と、丁寧に返す坊ちゃん。
「これで貸しいくつだ」と確認の為に聞くと、坊ちゃんは即答していた。
「4つです…」
でも、その龍に服を破られた坊ちゃんは、その場所から動けないでいた。
そんな時、声を掛けられた。
しかも金色の武器を目の前にジャラジャラと置いてくれる。
「あいつを助けるなら、この世界の武器で戦うんだな」
4人はその武器の中から得意な物を選び、手に取っていく。
ヒロは神剣。
ヨシは弓矢。
タカはフェンシング。
そして俺はナイフ付きのナックルを見つけ、拳に嵌める。
お助け隊なのか、もう一人は短剣を選び取ると構えた。


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そう、それはGWの時、重役みんなで行ったときの、龍のお話でした。
お助け隊。
それは、Sの字の御方ですね~
そこを目掛けて飛び込む。
Mr.Sは驚きで目をまん丸くしている。
「え、た、たか、って、ひろ…、ぼっちゃ…、とね…、ありがとうございます」
名前が出たのでMr呼びは止めて、そのタカ&ヒロ&坊ちゃん&トネで、ここからは改名する。
そんな時、声が聞こえてきた。
”5人か。忌々しい数字だこと”
「何だこれ」とは、ヒロ。
「龍だよ」と答えたのは、Mr.Sことヨシ。
「小さいな」とは、俺。
「生まれたてみたいな感じだな」とはタカ。
「こんな小さい龍がいるんだね」とは、坊ちゃんだ。
”アクアマリン、それを寄越せ”
「アクアマリンって何?」
何かしてるのか。
”くぅ、力が出ない…”
「力が出ない時は何か食べないと出ないよ。えっとね、蜜柑を食べるかなあ」
そう言いながら坊ちゃんは近付いていく。
5つの声が重なる。
”お前を”
「このバカボンッ」
「寄るなってんだろ」
「近付いたら駄目っ」
「狙われてるの分からないのかっ」と皆の声が重なった為、皆の声は耳に届いてなかったみたいだ。その証拠に、坊ちゃんが反応したのは一つの言葉だけだった。
「バカボンって誰の事だよっ」
「お前だ。ボンボンとバカをくっつけりゃバカボンだろっ」
「ボンボンって何だよっ」
「お坊ちゃんはボンボンだろうがっ」
そんな2人を見て、3人は和んでいた。
「うーむ、見事な掛け合いだな」
「漫才カップル誕生か」
「いつの間に仲良くなったんだろ」
でも、寒いな。
そう思った時、一斉にくしゃみしていた。
「クシャンッ」
「ハクションッ」
「うー…、なんか寒い?」
「夜だからかなあ…」
「少し肌寒いだけだ。ほら、来い」
と、無理矢理肩にシャツを羽織られた坊ちゃんは戸惑っている。
「え、何…」
「お前に風邪引かれると、こっちが困る」
「どういう意味?」
「勝手に人の腕を枕代わりにしてくれたんだから、もっと貸しつけてやる」
その言葉に3人は吹き出した。
「ぶっ…、今、何て…」と、盛大に吹き出したヨシ。
「え、トネの…」と、真っ青な顔になったヒロ。
「腕枕…」と、これまた真っ青な顔になったタカ。
「気持ち良くて、ぐっすりと寝てましたけど」と、丁寧に返す坊ちゃん。
「これで貸しいくつだ」と確認の為に聞くと、坊ちゃんは即答していた。
「4つです…」
でも、その龍に服を破られた坊ちゃんは、その場所から動けないでいた。
そんな時、声を掛けられた。
しかも金色の武器を目の前にジャラジャラと置いてくれる。
「あいつを助けるなら、この世界の武器で戦うんだな」
4人はその武器の中から得意な物を選び、手に取っていく。
ヒロは神剣。
ヨシは弓矢。
タカはフェンシング。
そして俺はナイフ付きのナックルを見つけ、拳に嵌める。
お助け隊なのか、もう一人は短剣を選び取ると構えた。

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そう、それはGWの時、重役みんなで行ったときの、龍のお話でした。
お助け隊。
それは、Sの字の御方ですね~
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