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出会うから別れがあるんだ (6) Shake like a jelly体型。。。

 ボスの苛立った声が聞こえてきた。
 「何を言ってるのか、さっぱり分からないが」

 レイは英語に切り替え遮っている。
 「ミスター、この2人が欲しい」
 「欲しいのは違う人間ではなかったのか?」
 「この2人が良い」
 「うー…、本当に重宝してるんだよ」
 「パースにある私の所で仕事をして貰いたい。ウィル、アール、どうだろう?」

 その言葉に反応していた。
 「パースって何処?」とアールが疑問を口にしていたが、私は食いついていた。
 「ミスターはパースの人なのですか?」
 「ミスターでなく、レイでよろしく」
 「あ、はい、ごめんなさい。レイ」
 「そうだよ、パース出身なんだ。どうかな?」
 「偶然ですね、私もパース出身なんです」

 その言葉を聞きレイは頷いてる。
 「病院を建築中でね。スタッフ集めしているんだ」

 病院という言葉にも食いついていた。
 「医療関係は強いですよ、薬にもね」
 「君は秘書とかも出来そうだな」
 「はい。是非、スタッフに入れて頂きたいです。あと1年で契約切れます」
 「それじゃ、1年後は是非来て欲しい。アール、君は?」

 アールは本当に困っているので助け船を出してやる。
 まずは、さっきの質問の答えだな。
 「アール。パースはね、オーストラリアにあるんだ。シドニーと違って、こっちシンガポールの近くにある。アールはどうしたい?自分の言葉で言ってごらん」

 アールは本当に困り顔で口を開いた。今度は英語だ。
 「病院仕事は未知の分野だ。出来るかどうか自信ない…」

 その言葉にボスは食らいついた。
 「本当に重宝してるんだよ。アール、君だけでも良いから、契約を更新してくれ」
 
 レイも食らいつく。
 「私はシンガポールに居る。パースの病院ではオーナーになるが、アール、君にはボスになって貰いたいと思っている」
 
 この言葉に、意味合いの違う3人の言葉は重なった。
 「ボスに…」

 レイの言葉は続く。
 「shake like a jelly体型のボス。いざとなると君は強い。ボスに向いてるよ」

 その言葉でアールは苦虫を潰した表情になり、ボスは笑い出した。
 「仕方ない…。shake like a jellyアール、君のボス就任にエールを贈るよ」
 「え、ボス?」
 「レイの補佐をしてやれ。で、こことリンクしてくれると尚嬉しいな。レイ、どうかな?」
 「それは嬉しいな。ここがスポンサーになってくれると力強い」

 私は大笑いしていた。
 だって、shake like a jelly体型だなんて言うんだもの。

 アールに怒られ頭を叩かれた。
 「いつまで笑ってるっ」
 「だって、だってshake like a jellyって…」
 「ウィルー…」
 「ごめん、ごめん」



 そして一年後、アールはシンガポールを発つという時になって、本名を教えてくれた。
 アーノルド・フランチだと。
 そのアーノルドは一旦イタリアに帰国して手続きを済ます。

 私はシンガポールで待っていた。
 ボスから一日でも良いから長く働いて欲しいと言われてたのもあるけどね。
 でも、私の気持ちは違う。
 ドイツの近くに居たくなかったんだ。
 どうしても、思い出してしまうから。








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タイトルの『shake like a jelly』って、言葉の意味はこれでした。
  ⇓⇓
ジェリーやプリンの様な、お腹プルプル

アールって、すっごく体型が変わったのねwww
 
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