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ぼっちのクリスマス (9) ~ヴェネツィアン・グラス※ ソフトな性描写あります~

※軽く性描写あります※

トニーの顔を見たくて、言っていた。
 「ねえ、トニー」
 「何だ」
 「さっき渡した土産、開けて見て」
着替えてからなと言って、風呂場に行ってしまった。
ちくしょ、バスローブだと脱がしやすかったのに残念無念。

でも、俺はベビーだからな。
そう思うと、風呂場に入ってやる。
 「うわっ…、何なんだよ」
 「俺、帰って来たばっかでシャワーも浴びてないんだ。浴びさせて?」
 
トニーの顔が真っ赤になった。
 「じ…」
 「じって何?」
 「じっくり温まってこい」
 「ありがと」

ん、という事は湯が張ってあるという事なのかなと思って見ると、張ってあった。
本当は流してから入るものなんだけど、流さずに湯船に浸かった。

ふふ、トニーの臭いがする湯船。
トニーは風呂のドアから離れてないみたいだ。
 「あの野郎…、普通なら流して、新しく湯を張ってから入るもんだろ」
という呟きが漏れ聞こえてきた。
なので言ってやる。
 「トニー、一緒に入ろ―」
 「バ、バカ、何言ってるんだ。俺は、もう入ったっ」
するとトニーの気配が動いた。
昔とは違い、トニーの考えてる事が分かる。
ねえ、トニー。
俺たちは対等なんだよね。


お湯を流しながら、湯船も洗ってやる。
タオルは置いてあるがバスローブは置いてないので、タオル一枚を腰に巻いたままで部屋に向かった。部屋に入ると、トニーは飲み物を飲んでいるみたいで、俺の姿を見ると、飲み物を吹き出してしまった。
 「ぶっ…」
 「大丈夫?」
 「お、お、お…」
 「なに?」
 「なんて恰好してんだよ」
 「だってエッチするでしょ」
 「だけど…」
 「下着の替えとか持って来てないし、どうせ脱ぐのだからいいやと思ってるのだけど」
 「う、そ、それは…」
 「ねえ、トニー」
 「だから、何なんだよ」
 「意識してるんだ?嬉しいな」
 「寒くないのか」
 「トニーが温めてくれるから」
トニーの顔が真っ赤になった。
 「ねえ、トニー」
 「な、何だ」
 「お土産、開けて見た?」
 「え、あ、いやまだ…」

ガサガサと包装を解いてるトニーを見ていた。
 「これは…」
トニーの目が、キラキラとしてきた。
 「ヴェネツィアン・グラスだよ」
 「へえ、これが…」
 「俺のは薄い赤紫色だけど、トニーは緋色の方が合うかなと思って買ったんだ」
 「色違いなんだ?」
 「うん。デザインは一緒だよ」
 「ありがと」
 「どういたしまして」
 「綺麗だなあ…」

うっとり顔をしているトニーの顔は、本当に嬉しそうだ。
 「トニー…」
 「ん?」
 「エッチしたい」
 「うん」





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お土産はヴェネツィアン・グラス。
ところで、ジュンは積極的ねえww

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