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清水朝巳の腐道中 (21) ~朝巳、ぶつかる。。。

朝巳は雄吾とホテルへ戻ると、2人して大浴場へと向かった。
 「ふっふっふっふっふっ…」
 「楽しそうだな」

ガラッと扉を開くと、日光の時とは比べ物にならない位の広さがある浴場だった。
窓の外には、夜景パノラマ。

雄吾のご機嫌な声が聞こえてくる。
 「誰か入ってこないかなあ」
 「今夜は巡り合えないかもね」
 「まあ、明日に掛けるか」

朝巳も、ご機嫌だ。
 「倉敷岡山間。それと姫路明石間。他にないかなあ…」
 「神戸大阪間位だろうな」
 「名古屋からどうする?」
 「昨日の学園が気に入ったんだが、文化祭は今日までだからなあ」
 「昨日は天国だったなあ…」
 「なあ、名古屋からは新幹線にしねえ?」
 「んー…」
 「で、品川から乗り換える」
 「まあ、一番時間かかる所だからなあ。仕方ないか」

すると雄吾の嬉しそうな声が聞こえてきた。
 「やった。明日は平日だからサラリーマン居るだろうな」

ああ、なるほど。
社会人は対象外だから考えてなかったよ。


部屋に付いていた寝間着代わりの浴衣を身に付け大浴場を後にした。
 「うへぇ、足が出る」
 「浴衣って懐かしいでしょ」
 「NYだと全然着ないよ」

2人してエレベーターから降りると、雄吾のiPhoneが鳴った。
雄吾は、悪い…と手と口パクで謝り窓側に寄って話している。
 「先に戻るね」と言って、その場を後にした。


角を曲がる。
と、誰かにぶつかった。
 「痛っ…、ご、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
その人は蹲っている。

何も言ってこないので心配になった。
 「あの…」








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風呂上がりの朝巳は、誰とぶつかったのかな?

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