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清水朝巳の腐道中 (19) ~お茶目な朝巳ww

その言葉に驚いた。
 「俺と、こいつが?」と驚く雄吾に、
 「冗談じゃない。なんで雄吾と…」と返していた。

 「違うのか?2人揃って東京に行ったって」
 「ないない」と、きっぱり言う雄吾。
なので、きっぱりと言ってやる。
 「雄吾は東京に行ったみたいだけど、私は違う」
 「そうなの?」
 「横浜に行って、高3の春に東京に住み着いたから」
 「そうなんだ…」

伍代君はモジモジとしだした。
 「あのさ、それで2人は結婚は」
 「それは無いねえ」と、これまた言い切った雄吾。
 「募集中」と、濁した私だった。

 「それなら俺と」
 「伍代っ」
 「なんだよ、睨むなよな」
 「お前はホモか?」
 「そうだよ」
 「まあ、あっけらかんと…」
その伍代君は真っ赤になって言ってきた。
 「初恋の人が、清水なんだ」

 「え、私?」
 「今更言っても無理だ」と、雄吾は三度、キッパリと言い切った。
そんな雄吾に伍代君は言っている。
 「分かってるよ。清水は安藤しか見てなかったからな」
 「え、何で…」
 「分かるかって?
言ったろ。俺は清水が好きで、ずっと見てたって」
 「伍代君、酔ってる?」
 「まあ、色々と虐めたからなあ…」


雄吾は串を頬張りながら、からかい口調で言ってくる。
 「まあ、清水君ってモテるのね」
 「えー、男にモテても」

伍代君は真面目な顔になっている。
 「清水は女が好きなのか?」
なんかめんどくさくなってきそうだったので、言っていた。
 「そうだよ」と。


伍代君はガックリと項垂れた。
 「はあ…、振られたか」


タイミングよく奥から声が掛かる。
 「伍代ー、飲んでるかあ?」
 「告って振られたー!もう、こうなりゃヤケ酒だっ。
生、生の大盛り一つ!!」

 「え、誰に告ったんだ」 
 「清水に告ったら、女の方が好きだって振られたー。
早く、生の大盛り、持って来ーい」

 「清水?清水って、どこに居るんだ?」
 「清水君、顔を見せてー」
すかさず雄吾が返す。
 「はーい、志水君でーす」

 「違う。もう一人の清水、顔を見せろー」

一々、叫ばないで欲しいな。
だから、皆に聞こえる様に大きな声で言ってやった。
 「トイレ行ってくるー」って。


お茶目な奴め…。
と、雄吾は笑いながら呟いていた。









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お茶目な朝巳の巻でした(チャンチャンww

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