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清水朝巳の腐道中 (11) ~雄吾は大学生狙い~

※雄吾Side part1※


雄吾は朝巳と別れると、まっすぐ大学の敷地へと向かった。

うん、やはり日本の大学生は真面目だよな。
新鮮だ。
アメリカでは見れない恥じらいというのがあるからだ。

目に飛び込んできたのは、ノリの良いブラックをBGMにして、黒の上下を身に付けて踊っている20数人の大学生たちだ。
10数分程経つと、皆が薄青色のジャケットを脱いだ。
おおっ!
臍だしルックスの子やら、タンクトップの子、上半身は何も着けてない子等様々だが、皆が皆、様になっている。
カッコ良いなあ。
筋肉がピッチピチで均整の取れた体格をしている子に目がいく。

すると曲調が変わり、今度はカンフーの構えを取り、曲に合わせて踊り出した。
良いねえ、良いねえ。
思わず叫んでいた。
 「ブラボー!」
その声が届いたのか「サンクスッ」と返してくれたり、ウインクや投げキッスを返してくれる子が数人いた。
軽そうでノリの良い子たちなんだな。


その子たちの番が終わると、今度のダンサーはOBだ。
見た所、まだ社会人になりきって無さそうだ。
うんうん、やっぱりこの年齢までが一番良いな。
しかし、ダンスばかりだと面白くない。

色んなサークル名があるので、少し見て回るか。
ロッククライミングサークル。
それに目がいき声を掛ける。
 「こんにちはー、体験したいんだけど」
 「こんにちは、はい、どうぞ」

上級者コースを選んだら止められた。
初心者コースの方が危なくないですよ、と。

まあ、見てなさい。
傾斜45度を2m登って、その後は30度が1mほど、最後は70度が2m。

登る気満々の雄吾に大学生は折れると、こう言ってきた。
 「せめて命綱は付けて下さい」

仕方なく付けたが、難なくクリアすると隣で売っているクレープを奢ってくれた。
 「ぅんまい」


そんな時、声を掛けられた。
 「お兄さん、運動神経良いんだね」
誰だと思い、クレープを食べながら横目でチラ見する。
 「さっきは見に来てれてありがとう。
ブラボー!という言葉も嬉しかったよ」

ああ、さっきのダンサーかと気が付いた。
 「楽しませて貰ったよ」

すると、その内の一人が身体を擦り付け指を絡ませてきた。
 「ねぇ…」


おねだり君、そんな目で見て欲しくないな。
できるなら他の奴におねだりして、その図を見せてくれよ。
だから言っていた。
 「俺は腐な奴でな、お宅が他の奴におねだりしてる所を見せてくれよ」
 「で、おねだりされてる奴が落ちたら付き合ってくれる?」
 「10分だけな」
 「ほんとっ?やったね」
 「だけどHしないからな」
 「りょーかいっ」


そいつは近くに居る仲間におねだりしている。
12,13人ほどの内1人は落ちそうになっているが、寸での所で思いとどまり落ちなかった。
他の奴等は笑いながらスルーしていた。
こいつ、大学生のくせに色っぽい目をする奴だな。
そいつは懲りずにOBや一般客を摑まえている。
なので言ってやる。
 「面白い物を見せて貰ったよ」
 「えー…。くそ、なんで落ちないんだ」
 「修行が足りない」
ムカついたのだろう、そいつは言ってきた。
 「なら、お手本見せてよ」

もしかしてプライドが傷ついたのか、仕方ないな。
タイプの子は…、と見てると、この子たちと同じ服を着たダンサーが近付いてくる。
あ、さっきのピッチピチのダンサーが居る。
声を掛けるのには良いタイミングだ。
 「見てろよ」
 「うし」







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そして、こちらは大学内。
雄吾は、1人のダンサーに狙いを構え、どうなるのでしょうか~

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