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あの夜の約束 (21) ※性描写?性表現?が、あります。抵抗ある方はスルーして下さい※

※R18!性描写有ります※


まだお互いが幼稚園児だった頃、健志は優を探し出し、星空の下で約束した。
あの言葉が浮かんできた。
 『優ちゃん、約束して』
 『なーに?』
 『絶対に一人で知らない所に行かない事』
 『うん、約束する』
 『僕は優ちゃんの横に居るから』
 『うん。これからは、たけちゃんに言う事にする』
 『約束だよ?』
 『うん』

その約束に応えた優は、28歳になった。
24年越しに言えた言葉だった。
優の方から言ってきたんだ。
 『 これからは、ずっと一緒に居るからね』って。

今度はカナダという大陸で、オーロラと星空が証人だ。
優の喘ぎ声が耳元で聞こえてくる。
 「くっ…、う…」
 「優…」

イク前に、キスしたい。
そう思い、キスした。
優の腕は、俺の背中に回ってくる。

ああ、イキそうだ。
 「すぐ…」
 「あ、だ、だめ…、出るぅ」

 「いいさ、出せ」
 「でも、お湯の中」
 「良い。どうせ風呂場を掃除するのは、お前だ」
 「も、もうっ…、てつ、だっ…」

 「ア、アアアッ」

数瞬後、俺は優の中に…、最奥に向けて放った。


こてんっ…と、自分の胸に顔を埋め意識を手放した恋人は幸せそうな表情をしている。
 「優、もう離さないからな」



風呂の湯を張った日は流さず溜めて、翌日はその湯を使って洗濯するのだが、どう考えても今夜のお湯は使い物にならないだろう。
でも、困る優の顔を見るのは楽しいだろうな。


翌日、目が覚めると優は洗濯をし終わった後だった。
 「優、もう洗濯したのか?」
 「うん、そうだよ。他にも洗い物あったの?」
俺は聞いていた。
 「もしかして、昨日の湯を使ったのか?」
 「当然でしょ」

うわ…。
覚えてないのか、こいつは。
思わず口元に手をやり隠していた。

 「何?」
 「お前、なんとも感じなかったのか?」
 「だから、何を?」
 「昨日、風呂に入って…」
 「うん、一緒に入ったよね」
 「オーロラも見ただろ?」
 「うん、覚えてるよ。俺言ったもん、ずっと一緒に居るからねっ、て」
 「覚えてるのは、それだけ?」
 「何が言いたいの、はっき」
遮っていた。
 「あー、もうっ。昨日、風呂場でエッチしただろっ」
 「う、うん」
 「で、湯の中に、自分が何を入れたのか忘れたのか?」
 「へ、俺が?」


暫らく考え込んでいた優は気が付いたのだろう。
 「ま、まさか…、俺の、俺のぉー……」
 「お前の中に出した俺のも掻き出したんだからな。もう一回洗濯しろよ」
 「言われなくてもっ」

真っ赤になった優の顔が真っ青になったのは見ものだった。
思わず笑っていた。
洗濯場から優の泣き声というか、叫び声が聞こえてくる。
 「あーん…、俺のシーツカバーや布団カバーも洗ったのにい…」




そして、5年後。
今度は一緒に10年間の就業ビザを持って、2人はカナダに戻って来た。
35歳になった健志と、33歳になった優だ。





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性描写?or性表現?があります。

すっかりと忘れてたのね。
その残り湯を使って洗濯しただなんて。。。

次話は最終話です。


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