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あの夜の約束 (9) ※性表現あります※

※優視点※


大きな声が聞こえてきた。

 「そこで何をやってるっ」

この声は誰なのだろう、助けに来てくれたのかな。
なんて淡い期待を持ってしまった。

声のした方を振り向くと、ヨシ兄が居た。
その後ろでは健志さんが誰かを殴り付けているのが見える。
思わず声を出していた。
 「たすけ」

だが、3人は予想外の人物が居るのを見て茫然としていた。
その一瞬を見逃さず、俺は行動を起こしていた。
そう、逃げようとしていたのだ。
だが、自分の身体が一人の人間と繋がってるとは思いもしなかった。
逃げようとして身体を動かしたら、その拍子に背中にくっ付く様に居た男子生徒も一緒に水中に潜る羽目になってしまったからだ。一緒に仲良くドボンッと水中に潜ってしまった。

声を出せば良かった、と思ってしまったほどだ。


その男子生徒の重みのせいで水中に潜りこんで息が出来ないと思ったら、顔が水上に出た。
だけど、身体が重い。顔が水上に出たのに、また潜ってしまうのだ。
 「な、で…」

複数の声が聞こえる。
 「おい、どうなってる?」
 「え、どうって…」
 「引っ張り上げても、なんで潜ってしまうんだ?」
 「さあ…」
 「あ、もしかしてあいつが重しになってるかも」


3人が水中に潜った。
そう、優と優の重しになってる男子生徒を引っ張り上げる為に。
どうして二人一緒に潜ってしまうのか分からなかった。だけど、水中に潜り近寄った時に健志は怒りが沸騰してしまったのだ。どうして、こんな事に……。

一旦、水上に出ると声を掛ける。
 「ヨシ!優が、こいつ等に回されヤラレている」

そう言い残すと、思いっきり息を吸い、再度潜る。
怒りのあまり、健志は水中の重しとなってる生徒を踏ん付けて優の尻の孔を広げ抱きかかえる。
重しとなってる生徒は、自分のナニをグッと握られ卒倒していた。


健志さんに助けられた俺は、何も出来ずに身を任せていた。
耳元で健志さんの、とてつもなく低い声が聞こえてくる。
 「貴様等…。どういうつもりだ。あ”あ”?」

 「そ、それは、その…」
 「あ、暑いからさ、一緒に泳いでいたんだ」

 「ほう、こいつの中に突っ込んでか?」

 「それは、そいつに聞いてくれ」
 「そうそう、俺達は何も知らない」


そこにプールサイドから声が掛かってきた。
 「健志。優をこっちに渡せ」
 「ああ、今行く」


 「た、たけ」
 「お前のお仕置きは帰ってからだ」
そう言って健志さんは俺を抱きかかえたままヨシ兄の居るプールサイドまで連れてってくれる。そして、俺はバスタオルを広げ持っていたヨシ兄に抱き包められた。


 「なんでヨシさんまで…」
 
卒倒した仲間を引っ張ってプールサイドに上がってきた二人は、その場で健志さんに殴られ気絶してしまった。

 

 「ヨシ兄…」
 「優、どうしてこいつ等と一緒に居るんだ?」
 「俺、HRに出て帰りたかったんだ」
 「どうしてプールに居るんだ?」
 「3人に、こっちに引っ張られて来たんだ」

その言葉に健志さんが口を挟んでくる。
 「優っ。お前は誰彼構わずホイホイと付いて行くのかっ」

あれ、でも変だ。
プールサイドに倒れた人数は6人しか居ない。なので健志さんの言葉を無視していた。
 「ねえ、一人足りないよ」
 




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性表現あります。
しかし、優は余裕ですね…
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2 Comments

ますみ  

No title

余裕があるんじゃなくて、自分の身に起きたことと、この展開に意識が追い付いてないようにも見えるんですけど・・。

マワシタ連中へのお仕置きと、優へのお仕置きはだいぶ意味が違う(ま、当然ね)。
これで大人しくなるかな、連中は。

余談ですが、濡れたい服が貼りついたカラダって、そそるもの有るんですよ、ね?

2017/04/17 (Mon) 10:06 | REPLY |   

あさみ  

Re: No title

ますみさんへ

いわゆる現実逃避ですね。
しかも、無意識に(天然ゆえ?

お仕置きは、次話ですね。
しかも、二重のお仕置きが待っているという。。。

服を着たままプールに飛び込んだのは、健志だけですね。
他は、真っ裸ですもの(暴露)


水も滴るイイ男。。。
想像するしかないのが残念無念。

どなたか、描いて頂きたいです~


2017/04/17 (Mon) 20:45 | REPLY |   

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