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archive: 2019年12月  1/3

自分の道は自分で決める! あとがき&次作のお知らせ

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 いつも読みに来て頂きありがとうございます。  今回の『自分の道は自分で決める!』は如何でしたでしょうか?  東響大学医学部を卒業した10人のうちの1人である、マサの物語でした。  あらすじでも書きました。 父母が道しるべとして警察へ、警視庁へと尽力を注いでいたが、一人息子の正孝は医学部へと進んだ。 「医学部では人体について詳しく教えてくれる。被疑者や犯人を捕まえるには、もってこいな学部だと思うよ」...

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自分の道は自分で決める! (85) 最終話です!

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 ジュンヤの心療に引っかかり、内心を曝け出したのですっきりした。 日本にエアメールを書くことにした。    『お父さん、お母さん。    私は仲間と一緒に毎日を過ごしています。    2人とも元気で。                 By Masataka  』   さようならという言葉は心の中だけにした。 だから、私は甘いのかな。  迷わず投函した。           その年の10月。 47歳の誕生日を地球...

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自分の道は自分で決める! (84) 

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 そんな表情をしているユタカを見るのは久しぶりだ。いつぶりだろうと記憶を遡っていたら思い出した。  「そういえば、ボスが骨折紛いなことされた時のユタカの表情ったらなかったぞ」  その言葉に食いついてきた。 サトルは興味津々な顔をして、「なになに」と。 ジュンヤは遠い目をしている。  「そんなことあったね」   「真っ青でドンヨリとしたドス黒いオーラで、この世の終わりが来たみたいな感じだった」  「...

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自分の道は自分で決める! (83) いつまでも仲良し

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 居住スペースに移動するとスポーツドリンクのペットボトルを1本ずつくれた。  「ありがと」  「どいたしまして」  4人で喉を潤す。  「そっか、マサのとこは毒親なんだね」  「なに、それ」  「親の強いたレールの上より、自分で歩くことを選んだ。反抗期はないと言っているが、医学部を受けることは反抗の一部だったのだろう。それとフランス行きもだな」  「いい顔されなかった」  「母親とは、得てしてそん...

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自分の道は自分で決める! (82) 

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 良い子でいれば笑ってくれるだろう。 良い成績を取れば褒めてくれるだろう。 そういう思いで頑張ってきたんだ。 それを……。  お母さんは、自分がこうだからって。 自分の好みを子どもに押しつけているのか。 それをなんとも思わずにバカ正直に従っていた自分が情けない。  ヨシと離れろと言われていた理由も分かった。 私の意思はなんだ? 私の思いを……。  お母さんは、粉々に砕いてくれた。  付き合う仲間を親に...

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自分の道は自分で決める! (81) 

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 中学を卒業するまでヨシと一緒だった。 ヨシは近所の公立高校に行ったが、私は区を跨いだ進学校に進んだ。それでもヨシとは仲が良かった。 水泳をやめて武術を習いに行きだした。 もちろん、ヨシと一緒だ。 近場の道場に通い、2人して空手と少林寺を習った。 大学を卒業しても、私は習いに行っていた。  勉強もそうだけど、武術も段を取ると笑顔を見せてくれるだろう。 褒めてくれるだろうと思っていた。  医学部に金...

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自分の道は自分で決める! (80) 

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 ヨシが近寄ってくる。  「マサ、何か言えよ」  「バカ……」  「俺たち、友だちだろ」  「バカ……」  「それもそっか。俺たち、バカ友たちだもんな」  「バカ……」  「それしか言えないのかよ」  「大バカ」   ヨシは笑い出した。 その笑い声を聞くのは久しぶりだ。 少し力を貰えた気がした。 だから勇気を出して言ったんだ。   「お母さん、ごめんなさい。約束は守ります。だからぶたないで、殴らないで」...

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自分の道は自分で決める! (79) 

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 このスイミングスクールは都内でも有名な所だ。 あのお母さんだって最初は近場で良いと言ってたのだけど、テストを受けて合格したから許してくれたんだ。 そんなスイミングスクールにヨシは、どうやって入れたのだろうか。  帰りのバスでヨシは話しかけてくる。  「なあ、俺ばっか話しているのだけど。マサは、いつも何してるんだ?」  なにも言わず目を瞑って黙っていたら覗き込んでくる。  「おーい。マサー」  ち...

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自分の道は自分で決める! (78) 

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 それがヨシと遊ぶようになって、お母さんは変わった。  「付き合う子は選べって言ってるのよ」  「僕は、ヨシ君と遊びたいの」  「正孝っ」  バチンッと殴られた。 挙げ句の果てには、こうも言われた。  「お母さんの言うことを聞かない子は幼稚園に行かなくて良い」  「そんなの嫌。幼稚園行きたい」  「なら、ヨシのような子と付き合うな」  「お母さん……」  「返事は?」  「分かりました」  それをヨ...

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自分の道は自分で決める! (77) 

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 最初に気が付いたのは幼稚園の頃だった。 どこからか声が聞こえてくる。  「何に気が付いたの?」  その言葉に促されるように話しをしていた。 母が笑顔を見せてくれない。それが不思議だったんだ。   「体調が悪かったとか」 いや、いつもなんだ。 他の子の親は○○ちゃんとか笑って話しかけているのに、自分だけ呼び捨て。 それに、いくら頑張っても褒めてくれない。 一度、口答えしたことがあった。 その当時、僕...

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