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category: 自分の道は自分で決める! (ショーン&マサ)  1/16

自分の道は自分で決める! (75) 

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 悲しかった。 なにも言われず勝手に配線も取っ払われて。 だけど隠れ聞いていたジュンヤの言葉で気付かされた。  「黙っていても分かって貰える。そういう存在」  トモ。 私はトモを愛している。 たとえ届かなくても、この思いは揺るぎない物だ。  しかし、サトルの隣に居る真っ黒がマサだとは気が付かなかったな。   「で、そこで隠れてなにをしているのかな?」  「え、他にも誰かいるの?」  サトルが手を出...

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自分の道は自分で決める! (74) 

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 ジュンヤにアドバイスを貰いたくて行く。 背中も見せると、こう言われた。  「諦めろ」  「どういう意味だよ」  「背中は服で隠れる。時間は掛かるが消える。だが顔は今のが地顔だと思え」  「えー」  「色白な顔に色が付いたと思えば良い」  その言葉に応じたのはサトルだ。  「それもそうだな」  「おい」  「物は考えようだよ。色白でいつまで経っても細身でおれると思うな」  「人をなんだと思って」 ...

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自分の道は自分で決める! (73) 

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 仕方ない。 こうなると左腕だ。 ケーキ屋に向かう。 ドアを開けると左腕のパートナーが顔を向けてくる。  「こんちは」  怪訝そうな表情をしている。  「いらっしゃいませ」  ああ、やっぱり気が付いてない。 仕方ない、ダイレクトに聞くか。  「ひだ……、サトルは?」  「居ますが」  「呼んでくれる?」  「待ってくださいね」  少し待ってると、サトルは店内に顔だけを覗かせている。 あの子は、どんな...

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自分の道は自分で決める! (72) 

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 翌日、ジュンの送迎のために裏口に向かう。が、思い出した。 そうだ、スズメのとこだ。 スズメの中華店の裏口のインターホンを押して声を掛ける。  「モーニン、チャーチの時間だよ」  ジュンの元気のいい返事が聞こえてくる。  「はーい。行ってきます」  「行ってらっしゃい」  裏口を出たジュンはキョロキョロしているので声を掛けてやる。  「ほら、行くぞ」  「不審者っ!」  その声の大きさに驚いた。 ...

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自分の道は自分で決める! (71) 

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 無事にパースに帰り着いた。  「うー……、寒い」  「ったく、暑いと言えば、今度は寒いかよ」  「冬だから仕方ないだろ」  ヨットから下りると裏口に向かう。  「ただいまー。2号どんな?」   顔を覗かせると唸ってくる。  「え、なんで」  「真っ黒な顔だ」  「あ、そうか。顔は塗ってないや」  「イヨン、新しいのに替えてやる」  「ねえダウンクリームはどこ?」  「時間掛かるぞ」  ショーンが2...

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