BL風味の小説
category: 年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ(勉の父編) 1/3
年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ ~あとがき~
いつもありがとうございます。 『年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ』後編を読んで頂きありがとうございました。 「皆さま、いつも読みに来て頂きありがとうございます。こちらにも、お邪魔します。”全ての道はローマに通ずる”という言葉があります。ですが、この『BL風味の小説』というブログに関しましては…。(ゴホンッ)”全ての物語は、福山友明に通ずる”と言っても過言ではありません。今作ではチョイ役としてジュ...
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年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ 後編(7)※最終話※
一晩、兄弟で語り合った弟のジョージはスッキリ顔で息子とフラットに戻り、父親のニックからバカオウムと言われたクリスは父親の家に、そのまま1ヶ月間も滞在していた。なにしろ父親の恋人は2ヶ月も出張で居ないから出来ることだったらしい。そんな時、1通のメールがジョージに届いた。 「お、ニックからメールだ」 「え、何て?」ジョージは笑いながら読んでいる。 「クリスが煩いので迎えに来てくれ、とさ」 「ったく、あい...
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年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ 後編(6)
ニックの声が聞こえてくる。 「ベッドルーム、こっちのを使ってくれ」勉は言ってくる。 「お父ちゃん、ニックと一緒に寝たら?」 「え、でも」 「俺とは何時でも寝れるでしょ?同じフラットなんだから」お父ちゃんはニックに声を掛ける。 「そうだな…。ニック、一緒に良いか?」 「良いよ。一緒に語り合うか」 「カトラリーから飲み物持ってこようか」 「ロゼでよろしく」 「良いけど、ドクスト掛かってるの忘れるなよ」...
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年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ 後編(5)
飲み助な父二人と腹一杯な息子二人は深夜遅くなったので、一番近い所に住んでるニックの家に泊まる事にした。クリスは何かを探してる様にキョロキョロしている。そんなクリスにニックは声を掛けてる。 「あいつは再来月まで出張だ。だから大丈夫だ」 「そう、それは良かった」ニックはキッチンで何かをしてるのだろうか。カチャカチャと音がしている。 「ニック、手伝いますよ」 「メルシィ。でも、大丈夫だよ」見ると、グラス...
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年齢も国籍も関係ない、欲しいのは一言だけ 後編(4)
フラットに戻ると、息子がパン屋で売り子をしている。フラットのオーナーだけでも生活出来るだろうに。いや、だけど私が戻って来たのだから、パン屋だけになるかもしれないな。私は、勉の世話にはならない。一人で生活できる。だが、一人だと限界も早くなるもんだ。それは、この3年間で分かってる。その時、ニックの事が頭の中に浮かんできた。結婚して早くに奥さんに死なれて、男手一つでクリスを育てた兄。いつの間にか男しか愛...
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