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『ヴィオレ・パルル』の男前二人 (16)

コウジの側に居た4人は残り、3人はショウマ派の8人に立ち向かう。
アキの強さを知ってるので4人が残ったのだけど、アキは乱闘が収まるまでコウタの腕に抱かれていた。
そんなにも時間が掛からず、声が聞こえる。
 「アキ、大丈夫だよ。巻き込んでごめんね。終わったよ」

その声に、アキの動きは止まった。
 「ごめんね。もう手出しは出来ない状態にしたから」
 「まさか…」
 「アキ、トップは俺だ。もう怯える事は無くなったよ。自分の遣りたい事を遣れば良い」
 「コウジ…」

サドグループのコウジ。
ヨシさんに次ぐ、力の持ち主。
鞭とか縄とか紐類を持たせれば、右に出る者はいない。

 「そう、コウジがトップに」
 「うん、そうだよ」

アキの手が伸びてくる。
 「アキ、それやってあげても良いけど、彼氏の前だよ?」
 「俺に彼氏なんていないから」

即答だった。
その言葉に少なからずショックを受けたコウタは、ふと見た路地の表に広がる風景にもショックを受けたのだ。
8人の上下に分かれた、頭と胴体と下半身。
どうやったら、こうなるんだろう…。

しかも、アキは安心しきった表情で、男の胸に顔を押し付けている。
自分の胸に顔を押し付けられて、アキの身体を抱きしめている男は苦笑している。
 「アーキ、大丈夫だよ。もう大丈夫。お兄ちゃんが守ってあげたからね」


お兄ちゃんでないのは見て分かる。
すると、アキの落ち着いた声が聞こえてくる。
 「まさに、サドのコウジ、ここにありきだな」
 「ありがと」
 「で、どうするつもり?」
 「ん。狼に食わすよ」

クスッと笑ったアキは、コウジに笑いながら声掛ける。
 「助けてくれてありがとう」
 「一般人には手を出さないから」
 「ん、コウジならヨシさんより良いトップになるだろうな」
 「それは非常に嬉しい言葉だな」
 「それじゃ」
 「元気で…」



帰ろうとしているのに、コウタは動こうとしない。
 「ほら、何してんだよ。コウタ、帰るぞ」
 「あ、ああ…」

後から声が掛かる。
 「コウタ君」
 「は、はいっ」
振り返ると、その人はコウタのすぐ後ろに居たので一瞬ビビった。
そのコウタにコウジは声を掛ける。
 「アキをよろしく」
 「はい…」
 「アキは乱闘に加わってない。分かってるよね?」
 
その時に気が付いた。
 「あ、俺が抱いてた…」
 「うん、そうだよね」


その人は、コウタの髪に触れてくる。
 「君は紫に染めてるんだね。今夜の事はハロウィンの一夜だと思っててね。
Happy Halloween!!」
そう言って、ウインクをしてきた。

それと同時に何かが起こったのだけど、その事を知ってるのはコウタ以外の人間だ。


 「アキ、さよなら」
 「コウジ、元気で」
クスクスッと笑いながら言ってくる。
 「あの時もそうだったけど、さよならって言ってくれないよね?」
 「う…」
コウジは言い直してくる。
 「アキ、元気で」
 「ありがとう。コウジも元気で」



そのままマンションに帰ってきたアキは、何か言いたそうにしているコウタをベッドに押さえつけ服を脱がすと自分も脱ぐ。
 「アキ?」
 「まったく、お前は…」

胸に吸い付いてやる。
 「あ、アキ…、何をっ……」












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Viva!Halloween!!

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