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『ヴィオレ・パルル』の男前二人 (4)

翌月のライブの日。
本番が始まる前に、ひょんな事からギターのマサと喧嘩してしまった。
マサが言ってきた提案に乗ってしまったのだ。

 「どっちが皆を盛り上げることが出来るか、ソロ対決だ!」

思わずイエス!と返してしまった自分が情けない。
俺はベースだ。
ソロ対決だなんて、ベースソロって難しいんだぞ。
俺もギターでソロやろうかな。
でも、ここではベース弾きで通してるからな。
マサは良いよな。
ギターはソロをやると注目の的になる。
男前な顔だし、ギターも弾ければ歌える。

はあ…、俺どうしよう。


頭を掻き毟って俯いていた。
 「アキ、アキ…」

誰かの声が聞こえるが無視だ。
 「アキッ!」

肩を揺さぶられ大声で名前を呼ばれる。
思わず顔を上げるとコウタが居た。
 「聞いたぞ。お前、何バカな事をしようとしてるんだ」
 「ああ、そうだよ。俺はバカだからな」

コウタは俺の髪を触っている。
 「おい、何をして」
 「こうなるとルックス対決だ」
 「はあ?俺の様な凡人顔で」
 「煩いっ!前髪あげて…、リーゼント、は古いか……」

え、前髪あげるのか?
言ってないが、俺の属していた族名は『パープル』なんだよ。
知ってる奴が居たらどうしよう…。



暫らくすると、耳元で声が聞こえてくる。
 「いいねぇ…。ぞくぞくする。こりゃ、とんだ男前だ」

もしかして、もうセットし終わったのか?
鏡を見ると、懐かしい顔が映ってる。
 「コウタ…、これって……」
 「キスしてぇ…。でも、おでこで我慢してやるよ」
 「コウ…」

コウタは、おでこだけでなく頬にも唇を押し付けてきた。
唇を、顔を離し、コウタは言ってくる。
 「ルックスは、お前の方が勝っている」
 「そうか?」
 「ああ、お前は2曲だけで良い。いつもやってる曲で良いから」
 「あんなので良いのか?」
 「ああ。で、1曲終わったら俺を見つけてウインクしてこい」
 「はあっ?」

 「あいつよりも盛り上がるぞ」

何が何だか分からないが、あんなヒヨッコに負けたくない。
こっちは『音』を生業にして生活してるんだ。
なので、コウタの言う通りにしようと思った。


マサの声がカーテン越しに聞こえてくる。
 「おい、用意できたか?」

シャッ…、とカーテンが開けられる。
 「一緒に……」

鏡に映ってる俺の顔を見て、マサは黙り込んだ。












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おや、アキは大変身したの?

 「この俺がヘアセットしたんだ。すげぇ男前になったぞ・・・」
コウタは生唾ごっくんみたいです(。・ρ・)ジュル
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