BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
2017年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年11月
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俺の隣は。。。 (38)

その日の夕方。
社長室に行くと、兼用から専用に替えられた。
社長の言い分は、こうだった。
 「あいつも常務が板についてきたみたいだな。まさか、あいつにそっちの才があるとは思わなかったよ。でも、あいつの言い分も分かる。
高瀬。
君を兼用から外す。これからは、あいつの専用になってくれ。
桑田政行常務の常務秘書になって、あいつを支えてやってくれ。
今迄、ずっと私の側に居てくれてありがとう」
 「社長…」

社長は、自分の秘書に向かって口を開く。
 「という事だから。皆、高瀬に頼るなよ」

 「はい、分かりました。」
 「先輩、常務秘書になっても、たまには顔を見せて下さいね」

 「先輩、俺への引継ぎは…」
 「あ、そうだな。まだ残ってる引継ぎがあるな。日を改めてしようか」
 「はい。よろしくお願いします。」



帰宅すると、利根川が言ってきた。
 「お帰り。定時ギリギリになってメールが着たよ。これで、やっと俺にもチャンスがきた」
 「チャンスって?」
 「お前の仕事を買ってるのは他にも居る。高橋もそうだが、桑田や瀬戸もな」
 「利根川…」
 「あいつらにもチャンスは平等にくるが…。今度は公的に堂々とモノに出来るチャンスだ。」

利根川は、俺の名前を呼び手を差し出してくる。
その手を思わず握ってしまった。

ニヤッと笑った利根川は俺の手の甲にキスをして言ってくる。
 「いいか、お前は公私共に俺の隣だ」
 「良いけど、浮気は無しにしてくれよ」
 「もちろんだ」


すると口調を変えて利根川は言ってきた。
 「それはそうと、あいつは何か言ってたか?」
政行の事だろう。
そう思ったので、素直に言ってやった。
 「『驚いたけどくっ付いたんだね、おめでとう。』って言われた」
 「そうか、祝って貰ったんだな」
 「ああ…」

俺の口調や表情とかで分かったのだろう。
利根川は覗き込んで言ってくる。
 「それなら良かったじゃないか。なにシケてんだよ」
 「いや、あいつ…、大人になったなって」
 「お兄さんは寂しいってか?」
 「成長してるんだなって思ったんだ」
 「そうだな」


すると担がれた。
 「わっ…、お、おい」
 「おい、じゃないよ。シケたツラを啼き顔にしてやる」
 「え、それって…」
 「黙って俺に任せろ」
 「あ、エッチの方か」
 「そうだよ、なんだと思ったんだ?」
 「泣き顔にって言うから、殴られるのかなと思って…」

ばーか、お前を殴ってどうするんだよ…。
そう言いながら、利根川は俺を寝室へと担ぎ行く。



俺をベッドに転がしてくれる利根川に声を掛ける。
 「利根川…」
 「なんだ?」
 「俺、やっぱりお前が一番良い・・・」
その俺の言葉を聞いた利根川は、表情を緩め微笑んでくる。
 「そうやって素直になりゃ良いんだよ」
 「ん」












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いよいよ、次回は最終話です。
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