BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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俺の隣は。。。 (33)

 「ちくしょっ」
利根川は小さく叫ぶと、政行の身体をあちこち触ってきた。
しかも、尻の中にまで…。
 「や、やめっ」

 「利根川、止めろっ」
今度は助けが居る。
 「止めるんだ、五右衛門っ」
 「うるせぇ、人が大人しく優しくしてりゃつけあがりやがってっ」
 「それは、こっちの台詞だ」
 「お前のキスは下手だし。見てみろよ、こいつの身体。俺はこいつの身体を見ただけで、その気になってんだよっ。お前とは違う」
 「こいつに、それ以上してみろ」
 「社長にチクるか?」
 「チクッても良い」
 「それで、お前は自分の性欲を誰にヌイて貰うんだ?
こいつにか、それとも一人でするのか?」
 
だが、高瀬は選択肢に入って無い人物の名前を言った。
 「五右衛門、お前にだ」
 「なんで俺?」
 「俺は、お前が好きなんだ。お前にだけ抱かれていたいんだ。
他の奴を抱くな、触ろうとするなっ!」


その言葉を聞いた政行は、思っていた。
 (お父ちゃんには何時でも言える。嘉男さんに言いに帰ろう。んで骨皮、お前は嘉男さんに思いっきり殴られるんだな)と。

そう思いながら、自分を抱きかかえていた腕から力が抜けたのを確認すると、その腕から抜け出し脱がされたスーツを着て、静かにその部屋から出た。


数十分後、再びルームナンバーを鳴らす。
 「なんだ。結局、抱かれに来たのか?」
 「良いかな?」
返事は無かったが、エントランスに入るドアが開いた。
そして部屋の前に立ち、ブザーを鳴らす。


ダダダダダダダンッ、ッダダ・ダダンッ!
ダダダダダダダンッ、ッダダ・ダダンッ!

 「自分から来たんだ、逃げるのは無しだからな」
 「今度は逃げない」
 「入れ」
利根川が開けたドアを大き目に開き、一緒に来た人物を招き入れる。

中に入ると、裸になった高瀬がソファに座っている。
政行に気が付いた高瀬は声を出してくる。
 「な、なんで…」

すると、利根川は気が付いたのだろう。
もう一人の存在に。
そいつに声を掛けた。
 「おい、あんたは誰だ?」

嘉男さんは、利根川に返す。
 「あんたが骨皮か」
 「だとしたら何だ?」

嘉男さんのアッパーが炸裂した。
 「な、な、に…」
 「それはこっちの台詞だっ。よくも俺の政行に手を出してくれたなっ!」
 「どういう意味だ?」
 「こいつは俺の恋人だ。一緒に暮らしてる」

 「な。。。!?」と目を瞠った利根川。
 「あ、まさか…、あそこの…」と口を滑らせてしまった高瀬に、利根川は問いただす。
 「お前、こいつを知ってるのか?」
 「うん」
 「俺を殴ってきた奴を殴り返しても文句は言わないよな?」
 「俺は言わないけど、社長は言うと思う」
 「なんで社長?」
高瀬は利根川に、嘉男さんの正体を教えた。
 「社長と同じ大学の学部を同期で卒業された人の子供だ。
しかも、社長と、その人は仲の良い人なんだ」
 「名前は?」

すると、嘉男さんが高瀬より先に口を開いた。
 「新田敏夫の息子の、新田嘉男だ」

利根川は納得したのか言ってくる。
 「ああ…、なるほど。お坊ちゃんの勤務先のボスか。
男ばかりのスポーツジムで、本社の社長をしてる奴ね。
お坊ちゃんはオリンピックには出ないから、父親の会社に入ったのか」
政行は思わず言っていた。
 「違うっ」
 「何が違う?」
 「お父ちゃんの会社に対する見方が変わったからだ」
 「ほー…」
 「それは、あんたが教えてくれたからだ。それと、明智とな」

そう、今回はその人の名前を言わせて貰う。
誰にも言わない、という約束だったが…、今回は言う。
 「明智?」
 「俺を一番最初に桑田常務と言ってくれたのは明智だ。
『今の俺なら任せられる』とも言ってくれた」
 「お前、明智と会ったのか?」
 「会って話をして、今でもアドバイスを貰っている」
 「どうして明智が…」

政行は言っていた。
どっちみち、この二人は知ってる筈だと思っていたからだ。
 「爺ちゃんセンセーの子供が明智なんだから、知ってるのは当たり前だろ」
 「爺ちゃんセンセーって…?」
でも、高瀬は分かったみたいだ。
 「ああ、そうか。たしか、執事の姓は明智だったな」
 「そうだよ」


桑田の執事と、元常務だった明智は親子?

利根川は、桑田の執事なんて知らないし、覚えてもない。
それもそうだろう。
あの邸宅に居たのは高瀬だったのだから。


でも、線が繋がった。
 「そうか…。明智は、お前がボスの家に出入りしてた時から知ってたのか。
人事案に高瀬の名を書いたのは、少しでも側に置きたかったのか…」
その言葉に高瀬は応じていた。
 「兄弟の様に仲良くさせてもらってたからな」












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政行、社内の人間にカミングしちゃったね
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