BL風味の小説

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俺の隣は。。。 (21)

明智は、元々、事務処理よりも下のフロアに降りて話を聞いたり、社員と重役のパイプ役をしていた。それでも、自分で仕事を見つけ会社内で常務として認識されたのは、そのパイプ役のお蔭だ。
それがあるからこそ、この会社は社員からクレーム等は発生しないんだ。
だが、それを政行に任せるには若すぎる。
年齢的にも経験的にも無理がある。

重役は緊急会議を開き、これからの事を話し合って明智が使っていた常務室に来たのだ。
ドアノブには社食の日時が書かれてるプレートが掛けられている。
毎週水・木だけの社食で12時から14時までになっている。
マスターキーを使って部屋に入ろうとしていたら、一般社員が下から上がってきた。
声を掛けると、その社員は午前中の事を教えてくれた。
経理の棚卸し関連の事でヘルプを掛けると、それ以外にも手伝ってくれて、年末は残業しなくても良い所まで采配してくれたらしい。

まあ、あいつは大学は経済に行ってたからな。
その手に関してはお手の物だろう。


政行を入れると、常務は4人になる。
政行には経理とか数字関連の部署と社食に。
瀬戸常務には、政行のフォローを兼ねて人事育成に力を入れて貰う。
久和田常務には、自分の仕事をしながら政行と瀬戸常務のフォローを。
高橋常務には、自分の仕事をしながらパイプ役を。

専務は全体把握の仕事になるが。
利根川専務は政行の指導役に。
桑田、本田、安藤の3人の専務は高橋常務と瀬戸常務の指導とフォローを兼ねる。

利根川は、なぜ自分が政行の指導役なんだ…と思い反論していたが、桑田専務からきっぱりと言われてしまった。
 「私は知ってるぞ。毎日15時から、何処に行って何をしてたのかをな」
 「あー…、それでか……」
だから決まったらしい。
その事を社長に報告しないといけないのだが、まあ政行が降りて来てから行けば良い。



その頃。
6階では、社長秘書の高瀬は、銃尻で殴られ気絶してしまった政行を抱きかかえ、3人の偽物警備員から政行を隠そうと考えていた。
だが、今居る所はエレベーターホールだ。
階段の下に隠す事は出来るが、それだと直ぐに見つかる。
警察を呼ばないと。
 「大丈夫だ。俺が守ってやる。だから安心して守られてろ」
高瀬は気を失ってる政行に囁く様に言っていた。

3人の偽物警備員は奥に行って、見えなくなった。
高瀬は政行を担ぎ上げエレベーターに乗り込み、下に降りた。
5階に着くと、なぜか重役たちがエレベーターホールに集まってる。
 「え、なんで…」

利根川が言ってきた。
 「高瀬、そいつはどうした?」
 「利根川専務、こいつをお願いします」
と、高瀬は政行を利根川に渡した。
 「おいっ!こいつの、この顔は…」
 「まさか、親子喧嘩か?」
と、問いかけてきた久和田常務の声には答えず、高瀬は言ってきた。
 「大至急、警察と警備員を呼んで下さい」
 「そこまで、社長が…?」
と、問いかけてくる声を無視して、高瀬はきっぱりと言った。
 「上には、銃を持った偽物警備員が3名居ます」


その言葉で皆は動いた。
会社の真後ろに位置する警察署と、道路を挟んだ向かいにあるSSCから20数名が即座に来る。
エレベーター組と、非常階段組、社長専用入り口組の三組に分かれ、高瀬は社長専用入り口組の先頭を進んで行く。

まずは非常階段を使い4階に行き、社長の無事を確かめる。
社長室に行くと、窓を開けて手を振ってくれるのが見える。
元々、本来の社長室は、ここ4階だ。

高瀬は社長に報告した。
 「社長。ご子息が偽物警備員に暴行を受け怪我をしています。
利根川専務に後をお願いしました。」
 「なんで、あいつが此処に…」
 「私には分かりません」


高瀬は、次に社内の階段を使い最上階の室に通じる道を進んで行く。
銃声のやり合う音が聞こえてくる。
まあ、置いてる物はレプリカだ。

裏口に着いた高瀬は、後ろを振り向くと、彼等に頷く。
それを合図に、対テロ要員の警察官が室内に雪崩れ込む。
元々、ここは社長秘書室だ。

激しくやり合う音が入り混じる。
暫らくすると静かになり、高瀬は室内に入った。

見渡すと、見るも無残な室内になっていた。
壁も机も、ソファーやテーブルも穴だらけだ。
今迄は、ここまでする輩はいなかった。

偽物警備員の内の一人が高瀬に気付き、ナイフを投げてくる。
避けてやるが、次々と投げてくる。
その内の1本がスラックスを掠めた。
 「っ…」

 「へっ、さすが社長秘書だけあるな。これはどうだっ!」
だが、そいつの腕を押さえつけ、耳元で言ってやる。
 「このまま裂かれたいか、それとも片腕をやられたいか。どっちが良い?」

 「けっ、貴様に出来るもんかっ!」
そう叫び、そいつはナイフを斜め上に振りかぶってきた。
スラックスは破れたが、高瀬は拳骨で、そいつの頭上から振り落とし殴り付けた。
 「よくも、あいつを殴ってくれたなっ!!」

 「ぐっ………」

高瀬は、気を失ったそいつを足で蹴り上げ、そいつの腹を上向きにし顔を覗いた。
完全に気を失ってる。
こいつらは、一体何処の人間なんだ?


人間は、必ずしも全員に好かれてるわけでは無い。
必ず、どこかに恨みを持ってる奴がいる。
この最上階まで上がってきて、プロの警備員をやっつけ、なりすましたほどだ。
後は警察に任せよう。


本物の警備員3人は、仲間の手によって助け出された。
だが、3人共片足片腕をやられていて、動けない状態になっていた。












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拳骨の一発で相手を気絶させるだなんて。。。
高瀬って、強いのね(・0・。) ほほーっ
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