BL風味の小説

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2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
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俺の隣は。。。 (20)

3人の常務と4人の専務から「こちらこそよろしく」と返事を貰った政行は、意気揚々と社長室へ通じるエレベーターに乗り込む。
エレベーターから降りると、赤い絨毯に敷き詰められた階段を上る。

上りきると、いきなり銃を突き付けられた。
 「え、な、何これ」
 「名前と用件を言え」
 「あの…」
 「お前の名前と、ここに来た用件を言え」
 「社長秘書の高瀬に話しがあって」
 「お前の名前は?」
 「桑田」
 「クワダ姓は大勢居る。どこのクワダだ?」
 「そういうお宅は?」
 「警備会社の人間だ」
 「どういう名称?」
 「こっちが聞いてるんだ。さっさと答えろっ」

ここの警備会社はSSC(シークレットセキュリティカンパニー)だ。
だけど、目の前に居る3人は、QQQという文字しかない。

ふむ、半目で歯を食いしばり相手の胸ポケットね。
やってやろうじゃないか。
政行は、明智に言われた睨み顔を実践していた。

 「おら、とっとと名前を言うんだっ」
 「…………」
 「おらっ!言わんかっ」
 「…………」
 「何だ、貴様は。急に黙り込みやがって」
 「…………」

すると、その3人は殴りかかってきた。
貴様等、そっちこそ誰に何をするつもりなんだ。
こいつ等は偽物だ。
そう思うと、政行は腹に力入れ声を張り上げた。
 「で…、出会えっ!!誰か、曲者だっ!!警察を呼べっ」

その声を聞きつけた秘書の一人は、エレベーターホールに向かった。
誰かが、殴られているのを目にした。
 「あれは誰なんだ…」

しかし、そのままにはしておれないので、第一秘書の高瀬に報告した。
高瀬の声が響いてくる。
 「そこで何をしてるっ」

高瀬の声だ。
高瀬、俺に気が付いてくれるかな。
 「そこで何をしてる、と聞いてるんだ。答えろっ」

銃を持ってないヤツが答える。
 「社長に仇なす奴を摑まえたところです」

たとえ、こういう服を着ても分かる奴は分かる筈だ。
高瀬、声を聞いたら分かってくれるよね。
 「どんな奴なのか顔を見せろ」
3人の男は、政行の頭上で何やら合図を送っているのだろうか。
政行は高瀬の方を向かされた。
銃を背中に押し付けられてるが、高瀬に言わないと。
そう思いで、政行は声を出した。
 「た、か…」
 「ん?」
 「高瀬、こいつ等は偽もっ…!」

ガッ!

何かで殴られ気を失った政行に、高瀬は目を瞠った。
 「え…、何で、そんな恰好を……」
1人が鼻を鳴らして言ってくる。
 「ふんっ、貴様が社長秘書の高瀬か…」

 「え…」
今度は高瀬に銃を向けてきた。
こいつ等は、一体何者なんだ?
それに、政行をこんな目に遭わすだなんて…。

高瀬は他の秘書に指示を出す。
 「社長を守れっ!本物の警備員を探すんだっ」


政行は俺が守る。


1人が発砲してきた。
赤い絨毯を目掛けて。

ズキュッ!

ビクッ…、と肩は振るえるものの、政行には当たって無い。



その頃、下の5階では、政行の帰りを待ちわびてる人がいた。
午前中、政行に声を掛けたフランス人だ。

瀬戸常務が、その人に声を掛ける。
 「そこで何をしている?」
すると、その社員は午前中の事を話し出した。
話を聞き終わった利根川は、その社員に言ってやる。
 「礼に来た事は伝えといてやる。今は部屋に居ないから」
 「よろしくお願いいたします」


利根川は呟いていた。
 「あいつは第2の明智だな…」
その言葉に、瀬戸常務はこう返した。
 「ま、男に手を出す奴ではないから安心だな」

 「違いない」と笑いながら応じたのは久和田常務だ。












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さすが高瀬。
声だけで相手が分かるだなんて・・・
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