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恐怖の夏…… (3)最終話

エピローグ


 「やっと着いたー」

出迎えてくれたのはユウマだけだった。
まあ、ここの主人はユウマだからな、ユウマだけでも良いんだよ。
 「スズメ…」
 「ん、何?」
 「お前が悪い」
 「ほぇ?」

ユウマは、スズメに何かを渡しながら言ってくる。
 「カズキがメールしただろ?」
 「これって何?」
 「ボスからの土産だ」
 「ロシア土産か…」
 
 「スズメッ」
 「だから、何だよ」

 
 「…皆、戻った」

 「何?どういう意味?」
 「今頃は沖縄辺りだろう」

 「えっ…?」

 「カズキがメールした筈だ。返事も着たらしく、見せてくれた。
なのに、肝心のお前が、こんな時間に」
 「ちょ、ちょっと待てっ」

スズメは、自分のスマホを取り出しメールアプリを起動する。
カズキからメールが入っており、返信もしてるのを確認の為見てみる。
 「早く戻っておいで。予定通り、明日の午前中にはパースへ戻るよ」
という文面に、返信をしている。
 『分かった。午前中には戻るから』
という言葉に、再度メールがあった。
 「朝の11時59分59秒までしか待たないから、と言ってるよ」

今は?
腕時計を見ると、時間は午後0時10分だ。
あ、あの連中はぁ…………!
 
さぁっ…と、顔が青ざめるのが分かる。
すると、南に向かって走り出した。
 「嘘だろ…!おーい!戻って来――い!!」


そんなスズメに、ユウマは言ってやる。
 「馬をやる。それに乗って帰るんだな」
 「馬だなんて、何ヶ月掛かると思うんだ?」
 「2週間も掛からん。それに、ボスは馬を飼おうと思ってるから、返してくれなくて良い」
 「え・・・!!」

昔から、こいつは冗談は言わない生真面目で勤勉な奴だ。
それが、馬に乗って帰れ、だなんて…。
そのユウマが言ってくる。
 「時々休憩を入れ乍ら、綺麗な水を飲ませ、草を食べさせてれば、大丈夫だ。
スズメ?聞いてるのか?」
 「お前、それマジで言ってるのか?」
 「でないと、お前はパースに戻れんぞ。もしくは飛行機で帰るんだな」

もちろん、パスポートは持って来てる。
出入国の印鑑もパースと日本の両方が押印されてる。
行きはジェットで来て、帰りもジェットの予定だった。
それが、馬か飛行機で帰れだって?

たったの10分じゃねえか。
 「んのヤロー!たったの10分じゃねえか。待ってくれても良いだろっ」

そう喚くスズメに、ユウマは何かを見せてくれた。
それには、こう書かれていた。
 『スズメこと、ヨウイチ君へ
土産はユウマに預かって貰ってるから、受け取るんだな。(ボス)
あーぁ、やっちゃったねぇ…。(サトル)
こういうのは堪んないよねぇ…。(マサ)
暑いのも嫌だけど、怪談話しも怖いのがあるけど…。(ユタカ)
こういうのが、一番怖いよな。(タカ)
御愁傷さま。(ジュンヤ)
なんとかして、pm0時5分0秒まで待ってたんだよ。(カズキ)
自費でパースに戻ってくるんだな。(ワン)』















- 完 -



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この夏の、怖い、怖~~~~い、お話でした。
え…、怖くないって?
この連中には、もっとも怖いものでした。(チャンチャンッ♪
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