BL風味の小説

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青春ド真中 (7) ※軽めの性描写あります※

※軽く性描写あります※


そして翌日。
弘毅が文雄を穴場スポットに連れて行き、懐かしさを感じた弘毅だが、文雄も楽しんだ。
この日は、松井家に招待されてるので、早めに戻り、二人とも略礼装に着替えた。
文雄は、お洒落な雰囲気を醸し出すワインブルーの上下に、インシャツは薄目のイエロー。
タイはダークブルーに、ハンカチーフはインシャツと同じイエローだ。

弘毅は、ノーコンの上下に、インシャツはオフホワイト。
リボンタイに、ハンカチーフはインシャツと同じオフホワイトだ。

それもそうだろう。
相手は大家とはいえ、松井財閥の総帥だ。

文雄はシカゴで買った物を手土産に、松井家に赴いた。


 「初めまして。宮田文雄と申します。」
廊下を進みながら、弘毅の母が応じてくれる。
 「弘毅と一緒に住んでくれてるのよね」
 「はい。下宿させて貰ってます。」
 「あの子の世話は手を焼くでしょ?」
 「いえ、楽しく過ごさせて貰ってます。」
 「ズケズケ言ってくれて良いのよ」
にこやかに話してくれる弘毅の母は、以前、自分を睨んでいた事を忘れたのだろうか、と思える程の表情だ。
リビングに入ると、弘毅の弟と対面させてくれた。
 「可愛い」
思わず言っていた。
文雄は柔かく微笑んでいた。その顔を見た弘毅の心中は穏やかでは無かった。
弘毅の父親と母親は、文雄の言葉と表情でニコニコと微笑んでいる。
 「ありがとう」と言って、双子の名前を文雄に教えてる。
足の裏とリストバンドの色で兄と弟を分けているのが見える。

弘毅の母親は言ってくる。
 「弘毅は、全くと言っていいほど、弟の世話をしてくれないのよ」
その言葉に、文雄は応えていた。
 「照れというのもあるのでしょう。ましてや、17歳も離れた弟ですから」
 「ああ、それもそうね」

すると、文雄は双子の名前と特徴を見つけて、的確に言い当ててる。
驚いたのは、弘毅の両親だ。
 「どうして…?私だって、リストバンドを見ないと分からないのに…」
 「私は、双子の弟なんです。双子というのは、微かでも何かしら特徴というのがあるのです」
その言葉に応じたのは、弘毅の父親だ。
 「ああ、そうか。あの学園の跡取りの子供はたしか双子と、もう一人だったな」
 「はい。三人とも男です。私は、三人の中の真ん中です」


会話も弾み、食事も美味しく頂いた。
その後、コンドミニアムに戻り、二人して夜を過ごす。

だが、弘毅の心中には、嫉妬が渦巻いていた。
 「文雄さん…」
溜息付きながら、文雄は応じる。
 「やれやれ。今夜は良い気分のままで過ごせるかな、と思っていたんだけどな。
どうしたの?」
 「俺はね、あの二人の事は認めてないんだからねっ」
 「何の事?」

弘毅は、きっぱりと言っていた。
 「あの、小さい二人だよっ!可愛いとか言わないでっ」
その言葉に、文雄は弘毅の言いたい事が分かった。
 「ああ、なるほど…」
 「何が、なるほどだよ」

文雄は弘毅を優しく抱きしめ、耳元で囁く様に優しく言ってくる。
 「あのね、赤ちゃんは、誰が見ても癒してくれるほどの存在感を発するんだよ。
どんなにイラついていても、赤ちゃんは、人を優しくしてくれる」
 「でも…」
 「弘毅に宿題。日本に帰ってくるまでの残り時間、あの二人の世話は無理でも、名前を憶え抱っこする事。そして、その抱いた感覚とか思いを教えて。それが宿題だよ、忘れないで」
 「文雄さんは」
 「俺とマサは、ユウが生まれた時に世話は無理でも、一緒に遊んでいたんだ。二人してユウを抱っこして、抱っこのやり方が悪かったのか、泣かしてしまった事もあったけどね」

弘毅は文雄にしがみ付いてる。
まるで、文雄の言葉を拒絶しているかのようだ。
でも、弘毅の心中も分かるので、文雄は、そのままベッドに押し倒した。

 「わっ…」
 「エッチするぞ」
 「う、うん…」


ベッドに押し倒された弘毅は、文雄の手の感触を感じ、温もりも、熱さも感じていた。
 「あ、あ、あ…」
 「ん、弘毅、イイ顔してる」

 「あ、そ、そこっ…」
 「ん、我慢だよ」

 「くぅ…、ふ、ふ…」
 「こ…、き…」



二人とも、自分のを放ち、ベッドに寝そべってる。
満足気で幸せそうな弘毅の頭を撫で乍ら、文雄はとどめを指す。
 「弘毅、忘れるなよ」
 「何を?」
 「双子の名前を憶え、抱っこする。という宿題を」

それを聞き、弘毅は嫌そうな表情をする。
すかさず文雄は、こう応じる。
 「まあ、兄弟三人で写真に写る、というのでも良いぞ」

ため息を吐いた弘毅は呟いた。
 「分かった…。写真の方にする」



帰りのチケットはオープンにしていた為、弘毅は文雄と同じ便に帰れる便にしたかった。
席は隣でなくても良い。
文雄は集団チケットのエコノミーだけど、弘毅は父親が買ったファーストチケット。
それでも我慢した。
文雄は羽田に着くと、空港解散なので先に降りた弘毅と合流する。

一旦、荷物を置きに下宿先である松井家に行く。
少しゆっくりして、文雄は家に土産を持っていく為、準備をする。
弘毅は父親から担任の宮田先生宛てに手紙と土産を貰っていた為、持って行く。


出掛ける前に文雄は「はい」と、弘毅に片手を差し出してくる。
何の事か分からない弘毅は、差し出された文雄の手を握る。
 「手を繋ぐのは後だよ。先に、宿題の写真を見せて」

ああ、そっちね…。
溜息を吐いた弘毅は、2階に上がっていき、写真をリュックから取り出し1階に降りて見せた。
松井家5人で撮った集合写真と、三兄弟のアップ写真が数枚。

文雄は弘毅に言っていた、
 「宿題、ご苦労様でした。合格点です」

その言葉と共に、弘毅の唇に自分のを重ねた。







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軽~く性描写あります。
で、弘毅はそこまで嫌がるのね・・・
双子の赤ちゃんって、可愛いんだろうなぁ~

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