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4人の幼き戦士 (16)

ある年。
フランスで催されてるパーティに招待され、参加していた。
その時に、グズと再会した。
見間違える事は無い。
何しろ、私と同じ房に居たのだから。
銀髪碧眼の美男子が、そのパーティに参加しているのだ。
思わず声を掛けていた。

 「グズ…」
相手は無視してくれるが、私はグズという名前しか知らない。
なので、無難な声の掛け方をする。
 「ハイ!ムッシュ。私はアダム=バーンズ。昔、イタリアの隊に居たグズだよね?」
そう言うと、相手は目を細めてジッ…と睨むように見つめてくる。
アレを見せたいが、最近は何処に行ったのか見かけないので身元証明が出来ない。
でも、分かったのだろう。
 「まさか…、金の、タイガー……?」
 「そうだよ。殺人魔ダーク君」
 「久しぶりっ」
嬉しかった。
 「君は変わってないね」
 「何が?」
 「そのbaby face」
グッ…と詰まっていたのを見ると、とても嬉しくなった。
その時に、色々と話をした。

グズは、近況を知らせてくれた。
大学の医学部を卒業して4年経ったばかりの28歳だと。
 「あれ…、大学って4年でしょ?」
 「日本の大学は、ノンスキップで6年なんだよ」
 「なるほど…、日本は勉強好きな国なんだね」


バーンズはグズが偽名だと知り、ユタカと呼ぶようになった。
そのユタカを、バーンズはドイツへ招待した。
その道中、バーンズはある事をユタカにお願いした。

ドイツに着き、ユタカは気になった事をバーンズに聞いていた。
 「この子達は…」
 「御察しの通り、あそこに居た子達だ。でも、身寄りがない子ばかりなんだ」
 「なら、師事しなくても」
 「いや、世界の事等を中心に教えてあげて欲しい」
 「バーンズだって」
 「私は『御』なんだ」
その言葉でユタカは分かったのだろう。
 「ああ、なるほど…」

そして、5年間という期間を書類で契約を結んだ。
バーンズは、ユタカに子供を合わせた。
だが、その子供は小さい子を抱いているのを見て、ユタカは思わず聞いてきた。
 「バーンズ、あのおチビちゃんは?」
 「孫だよ」
 「は?孫?」
 「息子の孫なんだ」
 「孫って、バーンズ……」
ユタカの脳内はパニクッてるみたいだ。
 「私は49歳だよ。まあ、早くに結婚したからね」
 「え、49歳?」
 「そうだよ。末っ子が生まれて、あそこに連れて行かされた」
ユタカは、凄く驚いていた。
 「え、嘘っ!それじゃ…」
 「あの頃はグズは勿論だが、ウォルターやリンも自分の子供を見てるつもりだったよ。
私は、昔から背が低くて、いつも子供だと間違われていたんだ」
 「そうなんだ…」


それから、ユタカは20人の側付に色々と師事していた。
フィルやアランを始め、20人の子供達の心身を強く、鋼の様に逞しく師事していく。
ユタカのお蔭で医学に強くなり、バーンズも含め医療に身を置く様になった。
人間は、何歳になっても勉強は必要だな。


そして、約束の5年が来る。
その時に、家紋を創った。
エドは興味津々で覗き込んでくる。
もちろん、ワダとリューゾーも見守ってくれる。

自分の思いを込めて創ったものだ。
自分の過去を知らせたいという思いは無い。
だけど、これだけは残したい。伝えたい、という強い思いはある。
それだけで良い。
だから、これだけは伝えて欲しい。

『我々4人は永遠に仲間だ。
どんなに遠く離れていても・・・
もう会うことは無くても・・・
共に苦しみ耐えてきた、あの数年を忘れはしない。』

だから、この色にしたんだ。

蒼は、宝石(いし)の色。
金は、アダム=バーンズの金髪。
銀は、イタリア王子であるユタカの銀髪。
赤は、アメリカに帰国したウォルターの赤髪。
黒は、中国に帰国したリンの黒髪。





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やっと、フォン=パトリッシュの家紋の大元が分かったところです。
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