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俺の気持ちはブレない (39)ソフトRあります!

翌朝、政行は自分が1人でベッドに横たわってる事に気が付き、文句を言っていた。
呟きが声になって出てくる。
 「もう…、朝まで一緒に居てくれれば良いのに…。嘉男さんのばかっ…」
でも、腰には痛みなんて感じない。
という事は、途中止め…。

はあっ…と、溜息を吐いて身体を起こす。ま、取り敢えず弁当を…、と思ったが土曜日だ。
ゆっくりできるのは今日と明日だ。
週明けからは棚卸しに入る。
一般事務と経理を昼間だけでも雇っているので、政行は水泳エリアだけで良いのだ。
だから、2週間はランチは休みだ。
という事で、文句を言いに行こう。
政行は仕事へ行く準備をして、最上階へ上がる。


ピンポーン、ピンポーン…。
暫らく待っていたが出てこないので、もう一度鳴らす。
結局5回鳴らすとドアが開いた。
 「なんだ?」
 「機嫌悪そうな感じを受けるけど…、俺だって機嫌悪いんだからね」
 「何の事だ?」
 「中に入らせて?」
 「どうして?」

え、何で…。
嘉男さんの不機嫌な表情に嫌そうな声。
何があったのかは分からないが、俺だって機嫌悪いんだよ…。
棚卸しの時はイライラしてるからなあ、今回もそうだろうと政行は勝手に思っていた。
玄関先なんだけど、仕方ない。
そう思い、口を開くと先に言われる。
 「何の用事も無いのなら帰れ」
 
バタン…と目の前でドアが閉められるのを見て、とっさに足を踏み入れた。
 「ぃっ…」

政行の右足が玄関のドアの隙間を作ってるのを見て、嘉男は溜息を吐く。
 「そ、そりゃ…、大事な用事ではないけど、昨夜エッチしに来てくれて…。でも、朝、横に居なかったから寂しくて…。で、もっと抱きしめて、欲しいと思って…」

ドアが開いた。
と思ったら、政行は中に入れられドアは閉まる。
ホッと安心する間もなく唇を塞がれる。
今迄に無い激しいキスだ。
 「っ…、ん、んふっ…」

角度を変え、嘉男は舌で政行の口内を貪る。
 「ん、あ…」

頭がくらくらするし、息も続かない。
いきなりのキスで立っていられなくなる。
政行は嘉男の服にしがみ付いていた。
中々キスを解いてくれない。どうしたのだろう。
 「ふ、っ……」

足がふらつき嘉男の身体に凭れてしまうと、嘉男は口を離してきた。
 「は、、はぁ…」

 「よ…、し…」

嘉男は言ってくる。
 「昨夜のは良かったか?」
 「ん…、でも昨夜より今の方がイイ…」
すると、政行の思考回路が止まる事を言ってきた。
 「なら、昨夜のとは別れるんだな」
 「うん…」

うん?
え、昨夜のとは別れる?別れるって、何?何の事だろう…。

 
言ってる意味が分からず、政行は嘉男の顔を見上げる。
 「何の事を言ってるのか分からないんだけど?」
むすっとした表情で嘉男は言う。
 「あれは、お前の父親の秘書だろ。ニューヨークで会ってるから見間違えない」
 「秘書…、ニューヨーク…」

そう言われて考えた政行は暫らくの間考えていた。
ニューヨークでお父ちゃんの秘書に会った?
それと昨夜のと、どういう関係……。
そこで気が付いた。
あ、そういえば昨夜は高瀬と話をしてたんだっけ。
一緒に夜飯を食って…。
高瀬は考え事をしていたので、俺は放っておいたんだ。
そしたら、いきなりベッドに押し倒されて告られたんだっけ。
そう、告白されたんだ。
 「俺はお前が好きだ。だから押し倒してる。お前を抱きたい」
 「俺の恋人になって欲しい」


うわぁ、思い出した。
たしか、俺が高校生の頃から好きとかなんとか…。

政行は高瀬の言葉を思い出し、真っ赤になって黙ってしまった。
その様子を見た嘉男は腹が立って政行を寝室に連れて行く。
 「え、ちょ…待って」

横抱きされベッドに放り投げられ、押し付けられた政行は嘉男にTシャツを脱ぎ取られると同時に乳首を噛まれた。
 「ん…」

嘉男は政行のスラックスを脱がすと、自分も脱いで上に乗っかる。

その時に、政行は気が付いた。
もしかして、あれは高瀬だったのか…。
俺は、高瀬に…。
高瀬に、抱かれたのか…。

俺は嘉男さんだとばかり思っていた。
久々のエッチだと思って嬉しかった。
 
政行は自分の勝手な思い込みで涙が出てきた。
 「俺…、俺は高瀬と…、高瀬と、ヤッタ、のか……」
 「確認する」
 「俺は…、俺は、嘉男さんだとばかり、思ってた…」
 「腹にキスマークが付いてるぞ」
 「嘉男さんだとばかり……」


乳首に痛みを感じる。
 「あっ…、ん…」

なにやら乳首を吸ってくる。
まるで魂を吸い取られそうだ。
 「あ、あ、あ…、や、やめ…」

 「よ…、よし、お…」

嘉男は乳首の辺りに散らばり付いてるキスマークに気が付き、その腹いせに強く吸ってるのだ。
こいつは俺のだ。
俺の恋人だ。
誰にもやらんっ!



嘉男は怒りに任せて抱いていた。
あの男は政行の中を突いたみたいだ。
ポイントが変わってる。
 「ん…、んんっ…」


数ヶ月ほどエッチしてなくてもポイントが何処なのかは分かる。
それを変えてくれた。
 「ぅ…、よ、よし……」


このままでは駄目だ。
でも、怒りが収まらない。
なので、嘉男はヤル前に口を開いた。
 「政行。俺は腹が立ってるんだ。お前を滅茶苦茶にしてやるっ」
 「うん、滅茶苦茶にして…。高瀬の事を忘れたい……」
 「ああ、忘れさせてやるっ」


怒りに任せて嘉男は立て続けに2回ヤッた。
政行も、ぐったりとなっている。
 「政行…」
 「も、もう駄目…。仕事休む……」
 「一緒に休むか」
 「ん…」




その肝心の高瀬は多忙に多忙を重ねていた。
なにしろ昨夜は電話に出なかったせいで、その皺寄せがきてるのだ。

昨夜…。
 
20年来の思いをぶちまけて身体を貰った。
最後まではしなかったが、それでも嬉しかった。
抱かれると素直になるという事も分かった。

昨夜のことを思い出し、少しばかりぼんやりとしていた。
何かが頭に当たったのか、痛みを感じる。
すると、もう一度。

バッチ――ンッ!

思いっきり痛みを感じた。

 「ってぇ…、誰だ、な」
 「何を呆けとる。とっとと自分の仕事を終わらせないと羽田に間に合わんぞっ」


ボスか。
仕方ないな、相手がボスだと睨み付ける事は出来ない。

昨夜の出来事は心の中にしまっておいて、飛行機に乗ったら思い出そう。








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前話の続きです。
文句を言いに行ったのに・・・。
政行は、ショックを受けて嘉男に滅茶苦茶に抱かれたのね。
で、それで一緒に仕事を休むだなんて・・・。
甘々な所長ですねぇww
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Comment

No title
編集
誰でも恋人に対しては、
甘々で、独占欲と嫉妬が強くって、優しいんです。

政行は特にガードが低いようね。 嘉男さん、ご苦労さま。(プププp)

高瀬さん、ある意味お気の毒。。
2016年05月22日(Sun) 10:27
Re: No title
編集
ますみさん

そうですね~
この所長は、こんなにも独占欲と甘さがあるんですね~

政行は、本当にガラガラとも言える程の低いガード。
見守る方もヤキモキですねww

高瀬は、どうなんでしょうねぇ
(〃^∇^)o_


2016年05月23日(Mon) 09:43












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