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俺の気持ちはブレない (36)R15?!軽く性描写あります

※R15?軽く性描写あります※


ある意味、思ったよりも情報を得て、その夜、高瀬は政行のマンションに行った。
明日からはボスと一緒に出張だからだ。
帰りは遅く23時過ぎるという事を教えてくれていたので、23時前に着いた高瀬は鍵を持ってないのもあり、エントランスに座り込んで外から見えない位置に居た。

 「お疲れ様でしたー」
政行の声だ。
 「それじゃ、明日は私は休みますので」
 「デッサン教室ですか?」
 「そうですよ。それではお休みなさい」
 「お休みなさい」
ああ、同僚と一緒だったのか。
少し待ってたが、ガラガラと雨戸の開く音が聞こえてくる。
 (え、こっちからではないのか…。)
そう思うと、高瀬はエントランスから出て声を掛けた。
 「お帰り」
 「わっ…。び、吃驚した。高瀬か、どうしたの?」
 「この間の似顔絵の奴の事を調べたんだ」
 「本当に仕事早いね…」

政行は高瀬を部屋に上げて言ってくる。
 「これから夜ご飯なんだ。一緒に食べる?」
 「え、こんな時間に食べるのか?」
 「軽めだよ」
 「何食べるんだ?」
政行は冷蔵庫の中身を見ながら言ってくる。
 「んー…、うどん、ラーメン、スパゲティ」
 「麺ばかりだな。それなら、うどんを貰う」
 「ん、ちょっと待ってて」


客席にしてるテーブルでは無く、キッチンの奥にあるミニテーブルに置いてくれた。
高瀬のうどんには掻き揚げが、政行のうどんにはカレーが掛けられている。
 「もしかして残りか…」
 「そうだよ」
 「夕食は食べてるのか?」
 「もちろん。弁当を作って持って行くのだけど、帰るとお腹は空いてるんだ」
 「ったく、太るぞ」
 「見たら分かるだろ。高瀬なんて、ぽっこりもぽっこりじゃん」
 「煩いっ」

はあ…。
 「食ったし、温かいお茶飲むとホッとするなー」
 「お前、言う事が爺臭いな…」
 「で、仕事して何だって?」


高瀬は自分で調べた事と、今日の事を話した。
政行は驚いてる。
 「え、何それっ…。男を侍らしてハーレムの女王になってるって事?」
 「そこかよ…」
 「それに、妊娠って…」
 「恐らく、桑田姓を名乗って育てるんだろうな」
 「そんな…」
 「でも、相手の男はきっぱりと言ってたぞ。自分との子供だ、と」
 「その事、お父ちゃんには?」
 「言ってない、言えない…」
高瀬は首を横に振ってる。
その高瀬は、暫らく黙り込んでいたが口を開いてきた。
 「なあ、政行…」
 「何?」
 「あの女の子供って、ボスでは無く他の男の…」

言いかけてたが、直ぐに訂正した。
 「いや何でもない、忘れてくれ」
 「その可能性あるかもね」
 「俺は如何したら良いのか分からないんだ」
 「俺もだよ」
高瀬は、その言葉にがっくりと項垂れた。
 「俺は、お父ちゃんと死んだお母ちゃんの子供だよ。DNAでも何でも鑑定してくれ。
お母ちゃんが死んでから、お父ちゃんは帰りが遅くなった。俺が男だから、まだ良いと思うよ」
 「それはどういう意味だ?お前が継ぐって事か?」
 「嫌、俺は継がないよ。あのさ、俺が女だったら、高瀬はどうする?」
 「え…」

高瀬は即答しかけていたが、喉元で押さえて飲み込んだ。
お前が女だったら、こんなにも悩まない。本当に苦しまずに、とっくの昔にお前を抱いてる。
抱いて、抱きしめて、今頃は子供も生まれているだろう。
だけど、お前が男だから、俺は現在でも側に居れるんだ。
側に居たい。
この間は茶菓子と称して唇を奪った。

そうだ。
俺はキスをしたかったんだ。
こいつに触れたくて、もっと感じたくてキスをしたんだ。



黙り込んで考えてる高瀬に政行は近寄り顔を覗くと、高瀬は何か考えに没頭している。
政行は食器類を片付けて歯磨きも終えると、パジャマに着替えようと部屋に入って行く。
それをどう取ったのか、高瀬は政行の後ろをついて行き、部屋に入った。
 「え、な、何…、どうしたの?」
 「政行…」
 「ん?」

高瀬は政行をベッドに押し倒して上に乗っかる。
 「え、ちょ、ちょっと高瀬」
 「俺は、お前が男でも女でも、好きなのは変わらない」
 「え…、た、たか」
 「俺は、お前が好きだ。だから、この間キスしたんだ。だから、今。
お前を押し倒してるんだ。」
そう言うと、高瀬は自分の願望を口にした。
 「お前を抱きたい」
 「高瀬……」
 「俺の彼女に、いや、俺の恋人になって欲しい」
 「え…」

高瀬は、きっぱりと澱みなく言ってくる。
 「俺は、お前が高校生の頃から好きで、お前が女だったら、俺は側に居れなかった。
お前が男だからこそ、俺は側に居れるんだ」
 「高瀬…」
 「政行…」

政行の目と高瀬の目がかち合い、お互いを見ている。
政行は混乱しているが、高瀬は政行の瞳に自分が映ってるのを確認すると嬉しくなってくる。



高瀬が、俺の事を好き?
今が高校生だったら、俺は嬉しくて抱き付いただろう。
 「高瀬、俺も好きだよ」って。

そう思うと、政行は自分の気持ちを高瀬に言わないと駄目だと思った。
今は恋人が居る。
勤務先の上司で、ここのマンションのオーナー。
彼と会わなければ、スランプからも抜け出すことは出来なかっただろう。
 「高瀬、俺はっ…」

唇を塞がれた。



 「ん、んんっ…」

胸を叩いて離す様に押し続ける。
その内に、高瀬の舌が口の中に挿し込まれてくる。
 「っ……」

高瀬は自分の気持ちを言っての行動だったが、政行は言えないでいた。否、言おうとしたが、高瀬は聞きたくなく唇を奪ったのだ。
その高瀬の舌は無遠慮に政行の口内を貪る。
政行の舌を絡め取り、吸い付いてくる。
 「ぅ……」


政行は嫌なのに、力が出ない。
押し退ける力が出てこない。
嘉男さん…。


高瀬の舌は角度を変え、政行の口内を我が物にするつもりで貪りつくしてくる。

嫌だ…。
嘉男さん、助けて…。


どれ位経ったのだろうか、唇が離れていく。
 「ん…」
 「政行…」

 「よ…、し…」
 「政行…」

高瀬は、政行が自分の名前を呼んでくれようとしてるので嬉しかった。
だから、後押しの決め手となったのだ。
だが、それは政行の恋人の存在まで調べてなかった高瀬のミスだ。



なにしろ、政行の恋人は、新田嘉男。
高瀬は、高瀬義昭。
漢字も違うが、読みは、出だしの二文字が同じなのだ。
 「よしお」と「よしあき」

政行は「よしおさん」と言いたかったが、高瀬には「よし兄ちゃん」と呼んでた時があった。
だから、自分の事だと…。
高瀬は、そう信じて疑わなかった。




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そして、高瀬は、やっと長年の自分の気持ちの蓋を開けた・・・

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Comment

No title
編集
「好き」 の言葉に色がついてて、目に見えるものだったら良かったのにね。
そうすればすぐ判るのに。。

政行、どうか心が壊れませんように。

でも・・。政行が女だったら、このお話、始まらないしっ! と、これだけは高瀬にツッコミたいわ~~(笑)。
2016年05月19日(Thu) 10:49
Re: No title
編集
ますみさんへ


ほんと、目に見えるものだったら、苦労しませんよね。

政行の心は、どうなるのだろう?_?


>政行が女だったら、このお話、始まらないしっ! と、これだけは高瀬にツッコミたいわ~~(笑)。
そうよね~
政行が女だったら、と考えてみたら・・・
いや、全く想像出来ませんっw



2016年05月19日(Thu) 20:44












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