BL風味の小説

BL風味のオリジナル小説です。
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俺の気持ちはブレない (32)R15!!※高瀬VS政行※

※ソフトR有り!!性描写あります。15歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい※


ブー、ブー、ブー、ブー…。

勝手口に取り付けてるブザーが鳴る。
誰なんだろう。
カメラを覗くと、高瀬が押してるのが映ってる。
スイッチをオンにして、カメラを見ながら応じる。
 「何?」
 「写真を入手したので、早く渡したいと思って来たのだが」
 「明日でも良いけど?」
 「ならポストに入れとく」
よろしく、と言ってスイッチをオフにする。 

暫らくすると、また鳴る。
 「今度は何?」
 「悪い。部屋番って何番?」
それを聞き、がっくりときた。
ったく、よくこれで第一秘書が務まるもんだな…。
ブツブツ言いながら政行は勝手口のカーテンと雨戸を開けた。


政行の姿を見た高瀬は目を瞠っている。
風呂上がりと思える程の上気した頬に、いかにも髪を乾かし中だと思える少し湿った髪。
首にはタオルを掛けて、パジャマの上着は第二ボタンまで外されているセクシーな姿だ。
だが、政行は気が付いてない。それもそうだろう、小さい頃からパジャマ姿は見せていたのだ。今更というものだ。

高瀬は、つばを飲み込み声を掛ける。
 「風呂に入ってたのか…」
 「上がって5分ぐらいだよ」
 「悪いな…」
 「明日でも良いのに、真面目なんだから」
高瀬は政行に写真を入れてる紙袋を手渡した。
 「ありがと。ふーん…、この写真が、あの女の子供ね。あ、そうだ。お茶でも飲む?」 
 「良いのか?」
 「忙しくないのならだけど」
それなら…、と高瀬は呟き、中に入り、雨戸とカーテンを閉めてくれた。 


昼とは違う雰囲気の政行から視線を外せないでいる高瀬はガン見していた。
政行が茶碗と茶筅と棗を出しているのが目に映る。
抹茶を点ててくれるのか。
久しぶりに見る、政行の御点前。
政行がまだ小さかった頃は母子共に、よく点ててくれた。
俺に「はい、お兄ちゃん御茶をどうぞ」と言って、茶菓子にパンケーキを焼いて抹茶と一緒に差し出してくれたものだ。


静かな空間に二人きり。
聞こえてくるのは、茶筅の御茶を点ててるシャシャシャッ…という音。
いきなり政行の声がする。
 「あ、茶菓子が無い」
 「御茶だけで良い」
政行は昔と変わらない。
俺の気持ちに気が付いてないみたいだし、鈍いのは相変わらずだ。

 「どうぞ」
 「頂きます」
作法に乗っ取り、三口で飲み干す。
 「茶碗、買い換えたのか?」
 「お客様用だよ」
 「久しぶりに飲ませて貰ったよ」
 「茶菓子は無かったけどね…」


政行は気が付いてない。なにしろ、高瀬の事は『お兄ちゃん』として見てたからだ。
 「御馳走様。髪乾かさないと風邪ひくぞ」
 「だね。今日は二度も来てくれてありがとう」
 「どう致しまして。お前は一人暮らしして変わったな」
 「何が?」
 「他人に気を遣う様になった」
 「そりゃ、少しはね…」
 「良い方向に変わってくれて嬉しいよ」
 「高瀬の方こそ、そろそろ結婚を考える時期だしね」
 「結婚、ね…」
 「40歳を過ぎると、独り者は…」
叩かれた。
 「…ったいなぁ、何するんだよ」 
 「俺は、まだ30代だ」
 「嘘だろ。一回り程上だと思ってたよ…」
 「39になる」
 「それは40と一緒」
 
こいつはー…、と高瀬は政行の髪をぐしゃぐしゃにする。
まだ乾きかけの髪は、エロく感じさせてくれる。
こいつも俺も、あの頃とは違う。
 「政行…」
 「ん、何?」

政行の顔が自分に向く。
昔とは違い、大人のエロさを感じる。
思わず触れていた。
 「っ…」

バンバンッと胸を叩かれるが、元々は喧嘩嫌いで俺の背に隠れていた奴だ。
高瀬は舌で政行の唇を舐めてやる。
 「な…」

政行の口の中に挿し込もうとしたら、身体を強く押されてしまった。
 「な、何をす…」
 「茶菓子の代わりだ」
 「はあ?」


これ以上、ここに居たらヤバイ。
押し倒してしまいそうだ。
今のままでは嫌われてしまうのは目に見えているので、さっさと出よう。
 「御馳走様でした」
そう言って、雨戸を開けて外に出る。
雨戸を閉める為、部屋の方を向く。
政行は、あっかんべーとしているのが見える。
目は瞑ってて舌を出している。
その舌を舐めたい、その思いは我慢する。
 「おやすみ」

そう言うと、雨戸を閉めた。

やばかった。
俺の気持ちがばれてしまう前に外に出れて良かった。
政行、お前は知らない方が良い。
俺が、お前の事を好きだという事を。
さっきは茶菓子の代わりと言ったが、政行の唇は柔らくて温かった。



その夜は、待ち人来ずだった。
こんな気持ちのまま嘉男さんとエッチしても高瀬の事が気になっていただろう。
だから、頭を冷静にしておく為、必要な時間だ。
高瀬は、なんで急にしてきたのだろう…。


 





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これは・・・!
高瀬が、まだ良識ある人間のふりをしてくれてるから良かったね
(´▽`) ホッ

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