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二人のピエロ (60) ~エピローグ part1 ~

※エピローグ※

ボスである友明の側に、再び9人が集まってくる。

数ヶ月経った、翌年の1月。
サトルは27歳になった恋人の優介を連れて、8年間の就労を貰ってはパース入りした。
和菓子屋をしていたスペースは、誠がスーパーを手広くしたいからテナントとして貸して欲しいと言ってきたので、貸している。
和菓子屋でバイトをしてくれてる2人は、そのままスーパーでバイトをしてくれるそうだ。

情報センターは、警察直下になった。

DNA研究所は、卒業した東響大学だけでなく近隣の大学を卒業したDNAゼミを取っていた学生が口伝えに増えてきた。だが、昼間と夜間の2部に分けていた為、人数が増えても混乱はない。
それと同時に、各々の卒業した大学がスポンサーに名乗りを上げてきた。
なにしろ、所長は、あの河田総合病院の長男で、宮田学園では理事長をしていたからだ。
看板も、訂正しては新しくした。
卒業した大学が数校。そして、スーザンの病院を消しオーストラリアの多国籍病院を書き加える。

道場は、昌平が道場主に戻った。
元々は昌平が自分の族「ショウ」のストレス発散の為に創った道場だ。


そして、パースでは。
サトルはユタカのコンピュータ兼セキュリティ会社をメインに、恋人の優介とスィーツ店をする。
洋菓子だけでなく和菓子もある。
優介は、大好きな友兄と一緒に居れるので嬉しそうに毎日を過ごしている。
ボスである友明がスィーツ店に来る度、一緒に作ったり売ったりしている。

その年の7月に45歳を迎えたボスは、優介が誕生日を祝ってくれた。
その翌月、ユウマが日本から来た。
なにしろ病院が建築し終わったからだ。これからは人集めだ。
そして、半年後の翌年3月から新しい多国籍病院がオープンする。
それと同時に、ユウマも5年間働く。軌道に乗せるために。
そこのボスはワンだ。
その病院のユニフォーム等はジュンヤのファッション店に任せて。


ボスである友明は溜息を吐いていたが、学生時代とは違う立ち位置なので良しとしている。
だが、皆は同じ事を言ってくる。
 「ボス。もう離れないからね」
 「ボスは私達の主では無い。だけどね、ボスが良いんだ」
 「何時まで経っても、この気持ちは変わらない」
 「これからも、ずっと守るからね」

そう言ってる彼等に、博人は叫んでいる。
 「煩いぞ、お前等!友は私のだっ」
 「それならクマゴロー、そろそろ決着つけようじゃないかっ」
 「上等だ。掛かってこいっ」


サトルとユウマとジュンヤが加わった9人がクマゴローに、博人に向かって行く。

どれぐらいの時間が経ったのか…。
そんなにも時間は経たない内に、9人はこてんぱんにやられては悔しがっている。
 「「 く、、、、くそったれー!!! 」」

それもそうだろう。
すっかり勘を取り戻した合気道と少林寺の元師範をしていた友明を相手に組んでるのだから。
時々蜘蛛野郎になるが、そこはご愛敬。
たまにポールも入り、ポールも蜘蛛野郎になろうとしている。
その二人を相手取ってるのだから、この9人を倒すのは楽なのだ。
だが、その博人にも弱点はある。
そう、脳外のドクターである和田だ。

 「博人様、エドワール様。逃がしはいたしませんよっ」
 「「 ワ、ワダ・・。ポールは? 」」
 「ポール様は、どこかに行かれました」
 「「 あんのヤロー!! 」」

ポールは、外から二人の叫び声を聞いていた。
 (エド、ヒロ、ごめん。勉強は嫌いなんだよ。まだリューゾーの方が良い)


ポールは、自分のフラットに戻ろうとしている。
そのフラットの近くで、マックスはポールを見かけては声を掛けた。
 「アン……、ポール、話があります」
 「え?」

マックスは跪きポールを見上げる。
 「この1年弱、探してました。どうか以前の様に、また私を側に置いて下さいませんか?」
 「え…」
 「他の側付であった仲間も、探し当てては見つけました。コンピュータ会社で働いてるフィルやヨゼフを始め、警備警護会社で働いてるショーン。そして、エドワール様の病院で働いてるミハエルに、他の病院に勤務しているウィリアムにジョン。彼等に話はしております。
ポール様、いえアンソニー様。
フィルとウィリアムとジョンの三人はNoという返事だったけれど、他の三人は貴方の側に居たがってます。どうか、お側に…」
 「あー…、悪いが、私は雇われドクターなんだ」
 「ドイツやシンガポールに戻るおつもりは?」
 「無い」
 「それなら、こちらで立ち上げられては如何でしょう?」
 「いや、立ち上げるつもりも無いから」


そうですか、分かりました…。
そう呟くと、マックスは立ち上がると言った。
 「ポール、と呼び捨てにしても良いでしょうか?」
 「ああ、その方が良い」
 「ありがとうございます。それではポール。以前の様に私に、貴方の得意である裏を……。
邪拳を再度、私に師事して下さい。これだけは叶えて欲しいです」
 「クリニックに行くと、道場がある。そこで私はしてるよ」
 「そのクリニックの道場には、私が行っても大丈夫なのでしょうか?」
 「そこでは、フィルとウィルとミハエルの三人が磨きを掛けている。あそこの連中は皆強いから。
だから、マックスも行ってみればどうかな?」
 「自由に行けるのですか?」
 「持ち主はヒロだから、ヒロに言えば良いよ」
 「ヒロって?」
 「ヒロだよ。あ、えーと…、バイオリンのヒロトだよ」

少し考えていたマックスは、思い出した。
 「もしかして、『御』と同じ……。日本人のヒロト様、ですか?」
 「そうだよ」


それを聞いたマックスは、ありがとうございます、とポールに言ってはクリニックを目指した。
そのクリニックで、マックスは懐かしい人物を見かけ、思わず声を掛けた。
そう、ジュニア達の師事兼躾役のワダだ。
ワダは声を掛けられて振り向いた際にエドとヒロトへの注意が逸れたが、マックスの話を聞いて「庭に逃げ込んだのがヒロト様だ」と教えると、マックスは元側付の本領を発揮して追いついた。
マックスは、ヒロト様から道場への出入りの許可を貰っては嬉しそうだ。
和田はマックスと話をしている博人様に追いついては首根っこを掴んでは、こっちも嬉しそうだ。
1人は逃がしたが、今日は博人様だけでも良いや。

その博人は抵抗やむなしの状態になっては、その日は逃げるのを諦めたのであった。
















☆∮。・。・★。・。☆・∮。・★・。
最終話まで、残り4話です。

各々が、鞘に納まる。
アンソニー…、いやポールも、マックスも。


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